メルセデス・ベンツ、ローマ教皇に電動専用車を贈呈
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【12月5日 AFP】ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツは4日、気候危機への世界的な行動を繰り返し呼び掛けているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に、電動の教皇専用車を贈呈した。 専用車はメルセデス・ベンツのGクラスを改造したもので、ガラス製の天蓋(てんがい)の下に高めの座席が設置され、教皇が信者らにあいさつできるようになっている。 メルセデス・ベンツによると、専用車は教皇が「公の場に姿を現す際に求められる超低速に対応した」電動モーターで動く。 同社のオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)と専用車の特別プロジェクトに参加したエンジニアらが、バチカンでフランシスコ教皇に車両を直接贈呈した。 ケレニウスCEOは、教皇のために車を製造することは「わが社にとって特別な名誉」だと述べた。 メルセデス・ベンツは、過去45年にわたりバチカンに教皇専用車を提供してきたとしている。 ローマ教皇庁で電動車両が使用されるのは今回が初めてではない。フランスの自動車メーカー、ルノーは2012年、フランシスコ教皇の前任者であるベネディクト16世に電動のミニバンを贈呈した。(c)AFPBB News