男の脱毛、肌荒れの悩み。「思春期外来」の女医が出した答えは?
30代、40代になっても意外に聞きづらいのが性の悩み。大人でもそうなのだから、10代になったらもっと聞きにくいかもしれない。 そんな悩みを上野皮フ科・婦人科クリニックで8年前から婦人科で行っている「思春期外来」の女医が、Q&A形式で答えた書籍が『10代の[性の悩み]白書』だ。 本書には思春期特有の性の悩みを網羅したものだが、女子にモテたい男性相談者からは、大人になった今でも有用な肌トラブルについての質問もある。成人男性にも有用な知識がのっているので、一部を抜粋してご紹介したい。
肌が弱くて自分で脱毛できない!どうすればいい?
毛深いと女子に嫌われてしまう……。そう思って、自分で脱毛している人は多いはず。しかし、肌が弱くて荒れてしまう人もいるのでは? そのような場合は、どうすればいいのだろうか?(以下、回答は上野皮フ科・婦人科クリニック・思春期外来です) 「あまりにも毛深いと、周りの人の目が気になってしまいますよね。脱毛は間違った方法で行うと肌が弱くなくても傷つけてしまう可能性があるので、気をつけて行いましょう。 セルフ脱毛は、どのようにされていますか? カミソリで生えてきた毛を剃る、ブラジリアンワックスで毛根から毛を取り除く、などでしょうか? 肌の弱い人がこのようなやり方で脱毛をすると肌が荒れてしまうことが多々あります。 その場合は皮膚科を受診し、状態に応じた薬を処方してもらってください。 また、カミソリやブラジリアンワックスは時間とともにまた毛が生えてきますので、除毛、脱毛を繰り返さなければなりません。そのような手間や肌荒れなどのリスクを考えると、レーザーを使って脱毛するという選択肢はいかがでしょうか? レーザー脱毛も肌荒れのリスクがゼロではありませんが、半永久的に脱毛された状態が続くというメリットがあります。レーザーを使った脱毛は病院で受ける医療脱毛とエステサロンで受ける光脱毛があり、一般的に病院で使用する機械のほうがパワーが強いので、効果は出やすいです。その代わり施術代は高額ですので、条件に合うほうを選びましょう。 ただ、もしトラブルが起こった場合には、医師の診察が受けられるので、病院のほうが安心感はあるかもしれません」