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日立、英原発計画から撤退へ…英政府の追加支援見込めず

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読売新聞オンライン

 日立製作所は、凍結していた英国の原子力発電所の建設計画から事実上撤退する方針を固めた。16日にも開く取締役会で正式に決定する。英国政府からの追加支援などがあれば再開することも検討していたが、新たな支援が見込めないことから、撤退を決めたとみられる。  計画では英中西部のアングルシー島に原発2基を建設し、2020年代前半の運転開始を目指していた。当初より総事業費が膨らんで3兆円超となり、英国政府が約2兆円を融資し、残り約1兆円を日英の企業などが出資する計画だった。だが、日本の電力大手や政府系金融機関を想定していた出資元探しが難航。19年1月に計画の凍結を決めた。  英国政府とは別の枠組みで事業を再開する道を探ってきた。日立は追加支援などで採算の見通しが改善すれば、再開を本格的に検討する考えだったが、英国では再生可能エネルギーの普及が進んで原発建設の必要性が薄れていた。日立はこれ以上交渉を進展させるのは難しいと判断したとみられる。  計画の凍結に伴い、日立は既に19年3月期連結決算(国際会計基準)で約3000億円の損失を計上しており、撤退を決めても追加の損失はほとんど発生しない見通しだ。

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