【独自解説】「信用できない」「演出しすぎ」兵庫県・斎藤知事の再選で見えた“テレビの曲がり角” 来たるSNS・AI時代に考えたい2つの『法』とメディアのあり方
そして、それを選ぶのは国民です。「やっぱり自分で選ぶものでしょう」と、アメリカはそう考えたわけです。その結果どうするのか、文句があるなら変えたら良いというのも、アメリカの発想だと思います。
私が心配しているのは、これから先、日本にも『ウソ動画の時代』が来ることです。 すでにアメリカでは、今回トランプ政権の誕生に大変寄与したといわれる世界的大富豪イーロン・マスク氏が、ホワイトハウス内の大統領執務室にいるようなフェイク画像を自身で作って、SNSに上げました。彼はまだ大統領執務室に入ったことがありませんが、“ニセ”というか“表現の自由”というか…。 ヨーロッパでは、「AIが作るようなものは、騙される人がいるから規制しましょう」という考え方ですが、イーロン・マスク氏はそうではありません。こういう技術を「どんどん使うべきだ」と言っています。
テレビ局は、自分たちのニュースを『YouTube』で流すこともやっています。それを見ることで、放送エリア外の人にも私を知ってもらえていることも事実です。テレビは『YouTube』と敵対せず、法の中で手を携えることもやっています。 ただ、今の日本では、『YouTube』もそうですが、「情報がないんだったら、こちらで撮りましょう」ということがある時代です。これからの時代、もう一つ『法』を考えてください。選挙について、AIが作る情報を法で規制すべきでしょうか?そのことも共に考えるべき今回の選挙でした。(『読売テレビ』高岡達之特別解説委員) (「かんさい情報ネットten.」2024年11月18日放送)
【関連記事】
- 【独自解説】国によって違う政治家スキャンダルの『これはアカン!』 玉木代表は“不倫”で謝罪もアメリカではスキャンダルだらけのトランプ氏が圧勝!女性問題・汚職・お金など国や時代背景で変わる“許せない”基準とは?
- 【独自解説】すでに“闇名簿”に載っているかも…他人事ではない“闇バイト”強盗 侵入されたら逃げ込むべき“ある場所”とは?今すぐできる防犯対策
- 【物議】利用客からクレーム殺到!「納品2日前にドタキャン」「返金もされない」全国展開の老舗仕出し割烹に相次ぐ怒りの声!提携店には半年以上、売上金の未払いも「200万円以上」「電話もつながらない」本部を直撃取材、その回答とは…?
- 【ナゼ?】「当たり前の生活ができなくなった」全国各地で『薪ストーブ』によるトラブル続出中⁉神奈川や千葉では議会で取り上げるほどの騒動になるも、自治体は“お手上げ状態”…その理由とは?
- 【徹底解説】今度は『106万円の壁』…?いくつも出てきた「壁」には一体どんな違いがあって、何が「壁」となっているのか?税金と社会保険で違う“2種類の壁”について、わかりやすく解説!