大森から世界へ羽ばたけ! ダブルダッチスクール・大森D.D.Sが目指す勝利への熱い思い
「残ってくれた12人のために」dash・はち、大森D.D.Sとの出会い
--dashさん、はちさんが大森D.D.Sで教えることになったきっかけを教えてください。 はち:大森D.D.Sの結成は5年前、そして私たちがこのスクールを引き継いだのは3年前になります。 もともと大森D.D.Sは当時明星大学の学生であった私たちの友人が指導をしていました。しかしその友人が就職することになり、ちょうど関西から上京するタイミングであった私たちに「大森D.D.Sというスクールの指導を引き継いでくれないか」という相談をしてくれたことがきっかけで、私たちが教えることになりました。 それまでスクールには20~30人の参加者がいたらしいのですが、金額や方針が変わったこともあって残ってくれた12人からの再スタートでした。 dash:もともと大森D.D.Sは、駒沢公園で定期的に開催していた「Let's Play DOUBLE DUTCH」というイベントを訪れた地域の方から、そこで講師をしていた友人に大森でダブルダッチスクールを開いて欲しいという話があったことが結成のきっかけとなっています。 「一緒にダブルダッチを楽しもうというスタンスでよければ」と、その友人はスクールを始めたそうですが、僕たちがスクールを引き継ぐにあたって、「立派な大人になるための指導と本格的なダブルダッチの指導をします」というスタンスに方針を転換しました。 そんな中でも残ってくれた子たちのために精一杯頑張ろうという気持ちでこのスクールを引き継ぎました。 そしてその時残ってくれた子が、現在のNo LogicとBud Awakerです。No Logicは結成当初から「世界大会で優勝すること」を目標に今まで頑張ってきました。だからこそ今回全国大会で優勝し、世界大会への切符を手にすることができた嬉しさにも、感慨深いものがあります。 --プレイヤーという立場から指導する立場となったことで苦労したことはありますか? はち:ダブルダッチの体験会などで簡単に教えた経験は何度もありましたが、基礎を教えたり上達のために指導したことはなかったので最初はとても難しいと感じました。特に子供は一人ひとり感じ方も考え方も異なったので、その子に合わせた教え方が必要だと痛感しました。 どうしてこの練習が必要なのか、どうしてこのポイントを気をつけなければいけないのか、ひとつひとつのムーブはどのような原理でできているのか、といったことについても、プレイヤーの頃よりも一層、深く考えるようになりました。 dash:今まで何気なくできていた動きもいざ教えるとなると、ひとつひとつの動作を細かく言語化して伝えることが必要だと最初の一週間で痛感しました。初めのうちは何もかもが手探りで、体当たりでやっていくしかありませんでした。 そんな経験もあり、現在では常に、「分かりやすい説明」を最も大事にして指導しています。 またこれは後からお母さんづてに聞いた話なのですが、初めのうちは関西弁が怖いと思われていたそうです。標準語だと思っていたことが伝わらなかったりという、言葉のギャップも当初はありました。 最近では、みんなの前では標準語で喋るように心がけているのですが、みんなも徐々に関西弁に寄せた喋り方になってきています。
【関連記事】
- 「表現は生き物」書家 HILOKI TANAKA
- 世界で活躍するストリートスポーツアスリートがGoProとコラボ!「GoPro Athlete Workshop -Camp」
- 日本人Bgirl・Bboyが世界を相手に活躍!トップ32が発表 Red Bull BC One E-Battle 2020
- 【02】Dance Video Evolution.- ストリートダンスと音楽のつながりをミュージックビデオからひもとく -Around 90’s おさえておくべきMV4選
- 世界最大のオンラインバトル!予選を勝ち抜いたトップ64 注目ダンサーを紹介【Bgirl編】 Red Bull BC One E-Battle 2020