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北半球はこの夏、史上最も暑かった WMOとNOAAが発表

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サイエンスポータル

 今年の6月から8月にかけて北半球の気温は20世紀の平均を1.17度上回り、観測史上最も暑い夏になった、と世界気象機関(WMO)と米海洋大気局(NOAA)がそれぞれ発表した。世界全体の8月の気温は平均を0.94度上回り、1977年以降毎年、平均を上回る「温暖化」が続いている。

 WMOとNOAAは日本時間の15日にそれぞれ「史上最も暑い夏だった」と発表したが、その基になったのはNOAA・米環境情報センター(NCEI)の観測データだ。両機関の発表によると、6月から8月までの陸地と海面の平均気温は20世紀の平均を1.17度上回り、これまで「最も暑い夏」だった2016年と19年の記録をさらに上回った。

 8月に限定すると、北半球では平均を1.19度上回り、観測史上最も高温だった。世界全体では平均を0.94度上回り、観測史上16年についで2番目に暑かった。また、世界全体の今年1月から8月までの平均気温は、平均を1.03度上回り16年についで2番目に高くなっている。

 WMOとNOAAは「暑い夏トップ10」は1988年以降に、また「暑い夏トップ5」は2015年以降にそれぞれ集中して記録されているとし、世界の温暖化が続いていることを強調している。

 WMOは今回の発表で、今夏に米国西海岸のカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で多発した山火事について「2003年から19年までに全米で起きた山火事を見ても今夏の山火事の甚大化は明らか」と指摘。気候変動による熱波や干ばつが山火事の甚大化に関係があるとの見方を示している。カリフォルニア州で過去起きた山火事の規模上位20件のうち6件が今年発生したという。

 WMOはまた、カリフォルニア州で8月中旬から、オレゴン州とワシントン州で9月初めからそれぞれ発生している山火事によって煙が大量に放出され、カリフォルニア州では推定21.7メガトンの、オレゴン州では同7.3メガトンの炭素が排出された、としている。