J1福岡の奈良竜樹主将 長谷部イズム継承決意「すべてがこのチームの礎になっていく」 ホーム最終戦セレモニーであいさつ
◆明治安田J1リーグ第37節 福岡1―0浦和(11月30日、ベスト電器スタジアム) ■「泣いてしまう」〝ラストマッチ〟スーパーゴール直後に涙腺崩壊シーン「これで最後なんだなと…」【動画】 アビスパ福岡の奈良竜樹主将がホーム最終戦後のセレモニーであいさつした。 左膝の手術で長期リハビリ中のためベンチ外だった守備の要は、1―0で勝利した試合を「本当に長谷部アビスパの集大成。チーム全員でゴールに迫り、取った1点を全員で守り抜く素晴らしい、アビスパ福岡らしい勝利でした」と振り返り「本当に感動しました、選手の皆さん…僕も選手でした、すみません」とサポーター目線で発したスピーチで笑いを誘った。 既に来季の契約を更新している主将は今季限りで退任する長谷部茂利監督についても言及した。「サッカーの世界は出会いもあれば別れもある。そういう世界。長谷部監督がこのチームを去るのは本当に寂しい気持ちもありますが」と率直な思いを語った上で、「監督がチームに残した形に見える結果やタイトルだけじゃなく、監督の姿勢だったり、振る舞いだったり、物事の捉え方。すべてがこのチームの礎になっていくと思っています」と長谷部イズムの継承を誓った。 その上で「監督は来季のチームにいないですが、ここに残る選手、そしてチームに関わる全員でアビスパ福岡をより発展させていくべく、来シーズンをまた一緒に戦ってくれたらうれしいです」と呼びかけた。 加入4年目の奈良は今季11試合に出場。6月に左膝靱帯(じんたい)の手術で全治10~12カ月と発表し、11月中旬にランニングを再開するなど来季の復帰を目指している。
西日本新聞社