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中学受験で「大学付属校」が大人気な三つの理由

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ダイヤモンド・オンライン

 近年、中学受験では「大学付属校」人気が高まり、激戦となっています。「早慶GMARCH」「関関同立」をはじめとする、人気の「付属中学」の合格を勝ち取るにはどうすればいいのか? 実は、付属校の入試問題は、「御三家」を頂点とする進学校のような難問があまり出ないので、大手塾で落ちこぼれたり、偏差値が20足りない子でも、付属校に“特化した”勉強をすれば、「逆転合格」できる可能性は高いのです。 早慶中学合格率80%、大学付属校合格率100%を誇る「早慶維新塾」塾長の野田英夫氏の話題の著書「中学受験 大学付属校 合格バイブル」の中から、知られざる付属校受験の実態や、合格のためのノウハウの一部をお伝えします。  近年、中学受験を考える親たちの間で、早慶(早稲田・慶應)やGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)、関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)を中心とする大学の付属中学の人気が急上昇しています。  その理由は大きく分けて三つあります。  まず一つ目が、2021年1月から大学入試センター試験に代わって始まる「大学入学共通テスト」の実施です。この試験では「知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視する」とされています。簡単に言えば「覚えていればよかった」記憶力重視から、覚えた知識を「どのように活用するか」の多様性重視の入試になるということです。2019年にいったん見送られた英語の民間試験の活用も、どうなるかいまだ不透明。国公立の大学入試の先行きが見えないなら、難関私立大学にほぼ確実に行ける大学付属校を中学から選びたいという親が多くなったのです。

● 中堅進学校から難関私立大学に行くのは難しくなっている  二つ目は、文部科学省が2016年度から私立大学の定員を厳格化したことです。  定員は従来からあったのですが、これまではたとえば定員1000名の大学が、辞退者が出ることを想定して、1500名を合格させるという運用がなされていました。  ところが、これでは大都市圏の大規模私立大学に学生が集中してしまうため、定員を大幅に超えて学生を入学させた私立大学は、助成金が減らされることになったのです。  その結果、大都市圏の私立大学の合格者数は減少。一般入試で早慶やGMARCH、関関同立といった難関大学に合格することが難しくなったというわけです。  さらに、この定員の厳格化によって、今まで多くの私立大学に合格者を出していた中堅進学校の有名私立大学の合格者数が減ってきています。    三つ目は、大学付属校の良さが見直されてきたことです。  子どもの将来のためには、中学・高校の6年間を大学受験のためだけに費やすのではなく、子どもがやりたいことに時間を費やしたほうがいい、それが子どもの才能を伸ばすことになる、と考える親が増えているのです。  このように、大学付属校の人気はますます過熱しているのですが、実は、大学付属校志望者の親御さんにすら、あまり知られていない事実があります。  それは、大学付属校と御三家をはじめとした進学校では、中学入試の出題傾向が全く違うということです。同じ偏差値帯の学校であっても、大学付属校と進学校では出題傾向が違うために、対策も大きく異なることになります。「中学受験 大学付属校 合格バイブル」では、大学付属校に特化した受験対策をご紹介しています。

野田英夫

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