中園ミホ「占い師の本音。私たちは毎日〈誰か〉に悩んでいる。他人は変えられないが、付き合い方の方針が決まれば、心がスッキリする」
◆グループによって自分を使い分けましょう! 使い方は簡単で、自分を含めて5人までのニックネームと生年月日、性別を入力するだけ。たとえば結婚したのはいいけれど、お姑さんが苦手で……という人の場合には、自分と配偶者とお姑さんで診断してみることをお勧めします。親の介護問題で悩んでいるなら、自分と介護している親御さんと、きょうだいやケアマネなど、介護に関わっているグループで診断してみるとよいでしょう。 グループの関係性がわかれば、このグループなら自分が中心になって動くのが得策なのか、控えめにしていたほうがいいのかと言ったことを見極めることができます。どのグループに属しても「いつもの自分」を貫こうとする人がいますが、このグループではリーダーシップをとり、こっちのグループでは子分気質でいくという具合に自分を使い分けるのです。 グループ内の人に対しても、この人には強くはっきり言ったほうがいいけれど、この人に対しては、優しく伝えた方がいいと、接し方を使い分ける。これは立派な戦術で、風通しのいい関係性が生まれればチーム力が高まります。結果、物事がスムーズに進むのでストレスが軽くなり、リラックスして過ごすことができるようになります。
◆悶々とした日々から脱却するのが先決 他者を変えることはできません。かといって、自分が変わればたちどころに人間関係の悩みが解消するのかといえば、正直難しい。人間関係を改善するのには時間も必要なのです。でも、付き合い方の方針が決まるだけで、心がスッキリするものです。ある程度、我慢しなきゃいけないのは仕方ないかと割り切れてスッキリする、いうこともあるでしょう。このスッキリするという感覚が何よりも重要なのです。 人は人間関係の悩みに陥ると、そのことばかりを考えてしまいます。寝る前に「あの人がいると思うと会社に行きたくないぁ」と鬱々としたり、せっかく美味しいものを食べているのに「アイツのせいで」とドンヨリ感に襲われたり……頭から離れず、苦しくなってしまうのです。でも、占いというフィルターを通せば、相手を冷静に見られるようになります。とにかくずっと悩み続けるのは最悪なので、現状を楽観視できるような、ポップなイメージの占いにしたいと考えました。