元市非常勤職員ら、大麻草栽培認める
唐津市内の保安林で大麻草を栽培したとして、大麻取締法違反(共同栽培)などの罪に問われた元唐津市非常勤職員の被告(50)=唐津市=と同市の板金工の被告(48)の初公判が23日、佐賀地裁唐津支部(村上典子裁判官)であり、2人は起訴内容を認めた。検察側は板金工の被告に懲役3年、元唐津市非常勤職員の被告に懲役2年を求刑した。判決は来年1月13日。 冒頭陳述で検察側は、板金工の被告が「自分で栽培すれば好きなだけ大麻を使用できる」と考え6月ごろ、サーフィン仲間の元市非常勤職員の被告を誘い、唐津市相賀にある林で大麻草を育てたと説明。「大麻への依存性は明らか」と主張した。 起訴状によると6月16日ごろから10月20日までの間、2人は市内の保安林で大麻草49本を育てたとしている。板金工の被告は同22日、自宅や自家用車で大麻約553グラムを所持したとしている。