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親友からの結婚祝いも捨てる妻…「地獄の束縛」に夫が耐えたワケ

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女子SPA!

【ぼくたちの離婚 Vol.15 夜と霧 #2】  イベント企画会社勤務の仲本守さん(仮名/現在48歳)は、精神を患い通院していた志津さん(仮名/現在43歳)と同棲をはじめ、彼女からの束縛、被害妄想、癇癪に悩まされていた。友人の結婚パーティーにふたりで出席した夜、志津さんから「ねえ、私たちいつ結婚するの?」と言われる。仲本さんが33歳、志津さんが28歳のときのことだ。

XXXXは一生独身ってこと!?

「僕が『そうだね、そろそろ考えたいね』とぼんやりした返事をすると、志津は『XXXX(筆者注:差別用語。志津さんは自分のことを指してそう言った)は一生独身ってこと!?』と泣いて怒りながら詰め寄ってきました。正直、彼女の情緒不安定で結婚を躊躇していた部分はありますが、もうちょっと頑張ろうという気持ちも半分以上はあったんです。彼女が病気だと知っていて支える決断をした以上、僕には責任がある。乗りかかった船です。なので、蚊の泣くような声で『そんなことないよ……』と言いましたが、納得しない」  その間、志津さんはとめどなく涙を流しながら、延々と枕を叩いたり、投げつけたり、こねたりしていた。仲本さんが黙りこくっていると、すっと立って自室に行き、いそいそと旅行カバンに着替えを詰めはじめた。 「『何してるの?』と聞くと、『出て行く。ホテル行く!』。『そんなことやめなよ。話し合おう』と僕がまごまごしていると、『うるさいうるさいうるさい』と言って錯乱し、自分の頭をものすごい勢いで壁にゴンゴンぶつけて泣き叫びはじめました。今まで聞いたなかで一番激しい嗚咽です。怖くなった僕はとっさに志津を羽交い締めにして制止し、そのままハグする体勢になり、『わかった、結婚しよう』と言ってしまいました」

結婚後、束縛、被害妄想、癇癪が悪化…

 志津さんが結婚式を嫌がったので、婚姻届を出して記念写真を撮るだけにとどめ、フレンチレストランを予約してワインで乾杯した。 「結婚後はより一層、志津の束縛、被害妄想、癇癪(かんしゃく)がひどくなりました。家に帰れば泣いているか、怒っているかのどちらか。僕は自分の家に苦手意識を持つようになり、仕事が終わってもまっすぐ家に帰らず、ファミレスに寄って終電近くまですごすようになりました。ファミレスでは時間をつぶしがてら、たくさんの企画やアイデアを練りましたね。皮肉な話ですが、そのおかげで社内評価が上がり、大きな案件をいくつも任されるようになったんです」  とはいえ、家での地獄は続く。

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