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残り1秒、バックブローで起死回生の“大逆転”劇 「偶然か否か…」ネットで論争も

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ABEMA TIMES

 残された時間はわずか1秒だった。諦めない気持ちで放ったバックブローが相手の右ストレートよりもコンマ何秒早く相手の顔面を捉え、終了間際の大逆転劇を呼び込んだ。 【映像】残り1秒、起死回生のバックブロー  9月26日に後楽園ホールで開催された「Krush.117」。第5代Krushフェザー級トーナメント一回戦に登場した山浦力也と森坂陸の対決は、お互いが手足を止めることなくフルラウンド打ち合う拮抗した攻防となった。  「蝶のように舞う」スタイルを標榜し、奇抜な蝶のマスクでの入場シーンやカラフルなヘアスタイルがトレードマークの森坂は、変則的なファイトスタイルでファンを楽しませる選手。対する山浦は、多くの王者を輩出している「K-1甲子園2018」の優勝者。順調な出世コースからトーナメントを制し、さらなるステップアップを目指す。  1ラウンド、森坂が華麗なステップから左右のローキックを軸に早い攻撃を仕掛ける。ノーガードで構えたり、ヒット・アンド・アウェイを繰り返したりする変則的な間合いで惑わせ、ときおり放つ鋭い左ストレートが山浦の顔面を捉える。  2ラウンド、出入りの激しい森坂に対してどっしりと構えて打ち合う山浦。手数の多い相手の打撃を貰いながらも、打ち疲れて消耗するのを待っていたかのように重いパンチで反撃を始める。序盤よりも勢いを失い足が止まった森坂に、山浦が左フック、左右のコンビネーションを当て主導権を握りラウンドを終えた。  最終3ラウンドは出だしから山浦のペース。右のロー、前蹴り、パンチの打ち合いでもワンツーの固め打ちを確実に当てる。森坂も隙をつきスピンキック、前蹴りと派手な攻撃を見せるが、常に前進を続ける山浦の迫力ある攻撃に後退するシーンが目立ちはじめた。  “山浦優勢”で試合は残り1分。森坂のトリッキーな蹴りに力はなく、確実に当てる山浦のパンチの精度の高さがここでも目立つ。手数は互角、倒すか倒されるか、または延長線を見据えた打ち合いが続く。  残り10秒…山浦のボディを狙った左右のラッシュ、顔面にも2発、3発、4発と当て追い込みをかける。残り5秒…森坂が左ミドルを放つも時間がない。  残りわずか…森坂の右のミドルを山浦が屈んでかわし、渾身の右ストレート。対する森坂は大きく空を切った蹴りの反動を利用して鋭く回転。バックブローで左手の拳を振るって最後のカウンターに勝負をかけると、これが見事に山浦の顔面を捉えた。  まさかの残り1秒、高速バックブローでのダウン。立ち上がった山浦は何度もファイティングポーズを取り、ダメージが浅いことを必死にアピールするが、まさに痛恨のダウンだ。森坂にしてみれば、起死回生の一撃となった。  判定は3-0で森坂の勝利。ABEMAでゲスト解説を務めた元ボクシングWBA世界ミドル級王者の竹原慎二は「もったいないですよね。2、3ラウンドは山浦選手が若干有利だと思いました。最後のダウンがなければ…」と最後のダウンが勝敗を分けたと解説。コメント欄にも「もったいないな」「ほぼ勝ってたのに…」「ラスト1秒はきつい」など、山浦に同情的な声が目立った。  最後の森坂のバックブローについて「偶然当たっただけ」「ラッキーパンチ」「ラッキーバタフライ」など“苦し紛れの一発”だとする指摘が多数見られた一方、「まぐれ当たりでは無い」「最後まで何があるかわからない」「森坂のバックブローは要警戒なんだよ」など、“偶然”との指摘を真っ向から否定する意見も多く寄せられていた。

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