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東京・神奈川の私立中高はオンライン入試はなし 面接・プレゼンはOK

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朝日新聞EduA

来年度の中学・高校入試に向け学校説明会がさかんに開かれる時期となりました。新型コロナウイルスの感染防止策としてオンライン入試が注目されていますが、東京・神奈川ではオンラインで学力を測る入試は実施されない見通しです。

緊急事態宣言が出れば日程は後ろ倒し

東京都内の私立中学・高校で作る東京私立中学高等学校協会は3日の理事会で、来年度のオンライン入試については「自粛」を申し合わせた。加盟校には既に文書で通知しており、25日の校長会で説明する予定だ。 私立中の中には既にオンライン入試の検討を始めている学校もあり、業者によるシステムの開発も進む。同協会では特別委員会が約2カ月にわたって検討し「公正・公平という観点から、オンライン入試は実施方法が確立していない」という答申を出したという。同協会の近藤彰郎会長(八雲学園中学・高校校長)は「面接だけならオンラインでも可能だが、筆記試験は画面上で見えているところしか監督できず、不正を防ぐことが難しい。公平性が担保できない以上、協会としてお墨付きを与えることはできない」と話す。 中学入試の解禁日は例年と同じ2月1日。都内に緊急事態宣言が出されるなどした場合は、日程をそのまま後ろ倒しする方針だという。また、受験生が新型コロナウイルスに感染して当日受験できない場合は、インフルエンザなどと同様に各校の判断となる。入試が複数回設定されている学校の場合、別日に受験できることもあるという。 隣接する神奈川県の私立校も同様の方針だ。神奈川県私立中学高等学校協会の工藤誠一理事長(聖光学院中学・高校校長)は「いわゆる4教科の学力テストについてコンピューターで試験ができるアプリの提案を業者から受けたが、たとえば見えないところに誰かがいて答えを教えるということも考えられる。公平・公正を保てない」と話す。ただし、面接やプレゼンについてはオンラインでの実施も認める。既に北鎌倉女子学園中学校が「英語プレゼン」と「エッセイ」の質疑応答をZoomで実施することを発表し、協会も了承しているという。 神奈川県の中学入試解禁日も2月1日で、新型コロナウイルスの状況によっては東京の協会と連携して日程を後ろ倒しする方針だ。感染した受験生への対応については「濃厚接触者でも陰性証明を持ってくればOKにするなど、なるべく受験生が不利にならないような対応を決めたい」と工藤理事長は話す。

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