競歩界の絶対女王、岡田7連覇ならず 「自滅」も「負けをプラスに」前を向く
◇陸上・東京五輪代表選考会兼日本選手権20キロ競歩(2021年2月21日 神戸市・六甲アイランド甲南大周辺コース) 7連覇を阻まれた岡田の心中は複雑だった。目をかけてきた藤井に負けた悔しさと、女王の重圧から解放された安どが入り交じった。 「連覇を意識しすぎたのか自滅しました」。会見では声を詰まらせる場面があった。昨年はリンパ節が腫れる症状に悩まされ、練習できなかった影響が残る。 東京五輪へ「今日の負けをプラスにできる原動力があるので頑張っていきたい」と巻き返しを誓った。