センバツ佐賀勢は8強が最高、佐賀商と龍谷合わせて6勝のみ
2022年第94回選抜高校野球大会(阪神甲子園球場)が18日開幕する。1924(大正13)年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。 【トーナメント表】佐賀商、佐賀北の初戦は?春季県大会の組み合わせ 今回は佐賀。今年は有田工がセンバツ初出場を決めた。昨年秋は佐賀大会決勝で佐賀商に敗れて準優勝に終わったが、九州大会で2勝してベスト4に入り、吉報を手にした。 過去、佐賀でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。 <佐賀センバツ出場回数上位ランキング> (複数回出場校のみ) 1位 佐賀商 6回 2位 唐津商 2回 佐賀県勢のセンバツ初出場は、第27回(1955年)大会の佐賀商。その後、佐賀トップの6回の出場を果たした。2回以上、出場しているのは佐賀商と唐津商のみ。 <佐賀21世紀枠出場校と結果> 2018年 伊万里 佐賀県勢の21世紀枠での出場は伊万里だけ。分刻みの練習メニューをこなす工夫と、ボランティアで少年野球の審判を務めるなどの地域貢献が評価されて選出された。初戦(2回戦)は優勝候補の大阪桐蔭(大阪)と対戦。2対14で敗れた。 センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。 1位 佐賀商 4勝(8強1回) 2位 龍谷 2勝(8強1回) 佐賀県勢のセンバツ初勝利は、佐賀商が初出場した第27回(1955年)大会の初戦。2回戦で防府(山口)相手に6対1で勝利した。佐賀県勢の最高成績はベスト8で、佐賀商が初出場で1勝してベスト8入りした時と、第61回(1989年)大会の龍谷が2勝して8強入りした時の2度。佐賀県勢がセンバツ1大会で2勝したのは龍谷だけ。 第61回大会=龍谷 1回戦:12-0 日生学園第二(現・青山=三重) 2回戦:3-2 西条(愛媛)=延長12回 準々決勝:2-13 横浜商(神奈川) エース中井 伸之投手が初戦から2戦連続完投勝利を挙げて佐賀県勢2度目のベスト8をマーク。中井はこの年の秋にドラフト外でダイエー(現ソフトバンク)に入団している。佐賀県勢は夏甲子園では佐賀商、佐賀北と2度優勝を経験しているが、センバツでは成績が伸びていない。 佐賀県勢のセンバツの通算成績は6勝15敗。都道府県別勝利数ランキングは46位。佐賀県勢が最後にセンバツで白星を挙げたのは第72回(2000年)大会の佐賀商の1回戦。今回初出場の有田工は初戦で國學院久我山(東京)と対戦が決まっている。佐賀県勢21世紀初勝利をマークできるか。