ヤクルト・奥川恭伸「1年間突っ走るようなシーズンにしたい」来季先発ローテの“中心”として期待 現状維持の2100万円で更改
ヤクルトの奥川恭伸が12月5日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸2100万円でサインした。(金額は推定) 【動画】奥川恭伸がケガを乗り越えて復活の1軍マウンド!5回を投げ切る 球団からは「1軍にいてもらわないといけない選手、ローテーションを中心として回ってもらわないといけない選手だから、来年は期待している」という言葉をかけられた。 奥川は「もちろんそうならなければいけないなというのはずっと思っていますし、もう一度チームの優勝、日本一というところに向けても、すごく重要なところだと思うので、悔しいシーズンは続いていますけど、来季は頑張りたいなと思っています」と、プロ6年目へ向けた決意を示した。 「980日ぶりに1軍で復帰して勝って、すごく良かったなと思うところもあったシーズンだったんですけど、それでも一年間通してというところでは全然チームの力にはなれなかったので、悔しいシーズンでもありました」 今季は6月14日のオリックス戦(京セラ)で980日ぶりの復活勝利を挙げ、試合後のヒーローインタビューでは涙を流した。それでもシーズンを通して活躍できなかった悔しさもにじませ、来季は今季以上の活躍をみせる覚悟だ。 その決意の背景には故郷・石川県への思いもある。1月の能登半島地震で被災した石川県のファンに「やっぱり野球を通していいニュースを石川の皆さんに届けたいなという思いなので、来季はたくさんいいニュースを届けられるように頑張りたいです」と話した右腕は、色紙に「邁進」としたため、「来年は本当に1年間突っ走るようなシーズンにしたい」と意気込んだ。 [文:別府勉]