大阪偕星学園、後半に2点を挙げ阿武野に完封勝ち
9月26日、第99回全国高校サッカー選手権大阪予選2次予選4回戦がJ-GREEN堺で行われ、大阪偕星学園と阿武野が対戦し2-0で大阪偕星学園が勝利した。勝利した大阪偕星学園は2次予選5回戦で清風と対戦する。 【フォトギャラリー】大阪偕星学園 vs 阿武野 今年の高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2020年OSAKA2部リーグ所属の、大阪偕星学園は今大会3回戦からの登場で四條畷に2-1で勝利。対する阿武野は高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2020年OSAKA3部Bリーグ所属、2回戦で佐野に1-1(PK5-3)、3回戦で吹田東に3-0で勝利しこの4回戦に勝ち上がってきた。 序盤から偕星はコートを広く使いDF陣の2番山村知、3番山田真也、4番仁木元基、5番土居恵仁がチーム全体のバランスを後ろから取りながら前線の9番梶村颯、7番西川隼輔が少しずつプレスを掛けていく。23分には9番梶村颯が右サイドをドリブルで崩しシュートまでいくが惜しくもゴールならず。対する阿武野は相手のプレスをうまく回避できず苦しい展開。30分、偕星は左サイドの11番伊藤大樹がスルーパスでチャンスを作り、ゴール前でボールを受けた9番梶村颯がシュートを放つもこれもDFに防がれこのまま0-0で前半が終了する。 後半、阿武野は11番川島歩武のロングボールを起点とし前線の9番奥田万樹、14番中村透唯にボールを預け攻撃する。対する偕星はチームの横断幕「切り替えゼロ秒!!」を実践したような守備からチャンスをつくっていく。すると46分、右サイド4番仁木元基から13番木村啓吾、9番梶村颯とボールが渡り、梶村が相手選手と身体をぶつけながらゴール前の7番西川隼輔へパスを通すと、ここで倒されPKを獲得。これを10番北田淳輝が右足で落ち着いて決め偕星が待望の先制点を得る。偕星は直後の57分、13番木村啓吾が左サイドを抜け出しクロスボールを中に送ると16番岸昴流が頭で合わせ追加点。その後も偕星はGK1番米谷昭代が最後まで声を出してチームを盛り上げる。試合終了間際には、混戦状態の中から途中交代で起用された19番安治晴斗が左サイドを抜け出し左足でシュートを放つもボールは枠の外へ。そのまま試合は終了し最後まで攻め続けた偕星が2-0で勝利した。 勝利した偕星の谷岡貴之監督は試合を振り返り「なかなか点が入らない状態でも戦う姿勢や練習の強度に関しては大阪では1番と思いやってきたので、最後その努力が結果に出た」と話した。次節5回戦清風戦に向けては「去年5回戦で敗退してしまったので、今年はまず次の5回戦を突破したい」と話した。 (文・写真=谷口一樹)