就任早々から「ブレ」も指摘されている石破総理、子どもたちに語っていた“らしさ全開”の5つの本音とは
「国会議員」という国の政治家は、目に見えて人々の暮らしがよくなったということにはなかなかなりません。どんどん人口が増えていた時代には、新幹線や高速道路をどんどん作ることができて、みんながすごく喜んでくれました。 でも今は、人口がすごく減って、入ってくる税金が減って、国が多額の借金をしているので、みんなが喜ぶことはなかなかできないんです。まずは、どうやって次の時代に負担がかからないようにするかを考えなくてはいけない。あるいは、何かするにしても、優先順位を決めなくてはいけない。自分のやってほしいことの優先順位が高いとみんな喜ぶけど、優先順位が低いと怒るわけです。
でも、これは我慢してということも言わなければいけない。あるいは消費税を上げるなど、みなさん嫌だろうけど、次の時代のために我慢してくださいということを言わなければいけません。 だから今は、総理大臣や大臣、国会議員たちのやりがいは、「次の時代のためにこれをやった」という納得感ではないでしょうか。 国の政治家が、「みんなが喜ぶようなこと」ばかりやると、国はつぶれてしまうかもしれません。 ※本インタビューは、石破茂氏の総理就任後ではなく、就任前の2018年11月に行われたものです。
長谷部 京子 :happier kids program主宰