知的障害のある両親から生まれた葛藤と、隠してきた過去 「もっと理解すれば良かった」後悔と共に感じる、支えてくれた恩人の大きさ #令和の子
浜村さんは、小中学生のころから両親のことで悩んでいた田山さんと向き合ってきた。そして、田山さんの両親が精いっぱい子育てしていたことも間近で見ており、「障害があるから子育てできないというわけではなく、やはり愛情が一番大事だ」と感じていた。 だからこそ、田山さんにはずっと「お母さんとお父さんは一生懸命にやっている。両親を恨んではいけない」と諭していたという。田山さんは、そんな浜村さんの存在に助けられたからこそ、成長するにつれて両親の愛情を感じることができたと振り返る。 田山さんは訴える。「社会が障害者の結婚や子育てについて想定していない。だから障害者自身へのサポートはあっても、障害がある親から生まれた子どもについては、あまり顧みられていないと感じている。私のような存在がいることに気付いてほしい」 ※この記事は、共同通信とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。