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異次元インフルエンサー「サルビア」って何者?

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VOGUE JAPAN

人間離れした見た目でインスタグラムを賑わせている、異次元インフルエンサーの「サルビア」。パイプや接着剤といった素材を使い、完成させた個性的な美しさ。身体改造を含んだ、独自のメイクアップルーティンと唯一無二の美に迫った。

「私は幼い頃から1人の時間が大好き」とアーティストのサルビアは言う。驚きの存在感を放ってインスタグラムで話題となっている彼女は、ウェールズの自宅でポスト・ヒューマンなヘアメイクを施している。「猫とエイリアンの合間が私の美しさ」と定義する彼女の見た目にリック・オウエンス(RICK OWENS)からパートナーであるデザイナーのパルマ・ハムまで、多くのクリエイターたちがインスパイアされているのだ。あらゆる素材を使い、ボディ・ボディフィケーション(身体改造)を含んだ異次元の見た目に挑む彼女は、物理学と生物学の限界を感じているそう。 「限界があることが自体がいけないと思うの。私のメイクはそんな定義を超越した一種のアートなの」

彼女のインスタグラムを見ると、現実を超越した表現であることが一目瞭然だ。バスタブで写っている「キャタピラー(毛虫)ガール」と題されたフォトショップで合成された作品や、肉体から多くの釘のようなものが突き出した衝撃の作品、透明の泡から胎児が見える「景色のある子宮」と題された画像など。これらの画像を目にした時に恐怖を感じたとしたら、その感覚こそが目的だと彼女は説明する。 「できるだけ充実した人生を過ごすには、自分の恐怖へ立ち向かい、それを理解した上で、もっと自分の限界を押し上げなくてはならないと思うの。私は自分の美や恐怖の表現が僧正以上に過激で、今までになんども削除されてきたわ。投稿が恐怖だけでなく、人々に苛立ちやショックを与えたこともあると思う」

奇抜な見た目の原点には、力強いストーリーが。

サルビアの人間離れしたメイクは、13歳の時に始まった。ドローイングが趣味の彼女は「半分エイリアン、半分動物に見える改造されたある種の人間」をテーマにさまざまな作品を作り、最終的にたどり着いたのがワイヤーやパイプを使った人体改造に近いヘアメイクだった。 彼女の個性豊かな創造力は多感な10代の頃は周りから受け入れがたく、それが理由でいじめ被害にあったこともある。そのいじめに伴うPTSDとうつ病を克服するために、彼女は最終的に高校を退学し、一日のほとんどを家で過ごすようになる。 現在、サルビアは自宅を活動の拠点にしており、そこが彼女が一番安全でくつろげると感じている。 「私はこの自由なスペースのおかげで幸福感と平和を感じるようになったわ」 また、彼女の独特なアート表現はファッションショーのYouTube動画から影響を受けているのだそう。「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)のショーは何回も見たわ。レディー・ガガのミュージックビデオにも、すごくインスパイアされるの」

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