中国の“知られざるおやつ”を楽しめる「甘露(かんろ)」(西早稲田)。唯一無二のカフェで現地の味を堪能!
広い国土の分だけ、面白さがある。
学生時代から、中国について学んでいたという向井さん。「中国の人と出会って、『一緒にお店を始めよう』となりました」と、オープンのきっかけを話します。「もともと人と人とがつながるような場所を作りたいと考えていて、中国からきた留学生と出会い、一緒に店を開くことになりました。妻が鍼灸師になるための勉強をしており、中国文化に詳しかったことも店を『中国のお茶やお菓子を出すカフェ』に決めた理由です。私もたまたま中国関連の勉強をしたり、仕事で中国に足を運んでいたりしていて、いろいろなものがつながって開店に至りました。店で出すスイーツのメニューやレシピは、妻を中心に、中国から来たスタッフや私も交えて考えています。現地でその季節に食べられているおやつや、店独自のメニューでも、その時期に旬な素材を使ったものを提供するようにしていますね」中国の民間絵画である「年画」が描かれた傘違う国から来た人が出会い、生まれた甘露と魅力的なメニューたち。お店には、店主の思う“中国の面白さ”もつまっています。「私は、中国に国土の広さの分だけ、面白いものがあると思っています。どこに行っても文化や食べ物の違いがあり、自分がまだ知らないものもたくさん眠っていて。新たに見つけた面白いものを皆さんに紹介する、というのをこの店でもやっているつもりです。広東省、中国東北部、など特定の地域のメニューを楽しめる店はありますが、全土のメニューを出す店はまだ東京には少ないと感じます。この店は、中国のさまざまなエリアのおやつを楽しめる店として、多くの人に訪れてほしいです」
おやつと中国茶と過ごす至福の時間
中国への想いがこもったおやつとお茶を楽しめる甘露。お店のメニューは、何度でも訪れたくなる、これまでに感じたことのない美味しさに満ちていました。 About Shop 甘露 東京都新宿区西早稲田3-14-11 営業時間;11:30~18:00 ※現在は時短営業で17:30まで 定休日;木曜 Instagram:@kanro_nishiwaseda
ウフ。編集部 磯部美月