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「ぐっすり眠りたい」を叶えるために。筑波大発のスリープテックベンチャーがついにサービス開始

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BUSINESS INSIDER JAPAN

日本は「眠らない国」だ。 2019年に経済協力開発機構(OECD)が発表した睡眠時間の国際比較では、最下位の平均442分。 【全画像をみる】「ぐっすり眠りたい」を叶えるために。筑波大発のスリープテックベンチャーがついにサービス開始 寝具販売で知られる西川が公表している睡眠白書2019でも、日本人の7割近くに、少なからず不眠症の疑いがあるといった結果があらわれている。 ただでさえ睡眠時間が短い中で、いかに眠りの質の向上させることができるのか、テクノロジーで解決する取り組みが進んでいる。 いわゆる「スリープテック」だ。

トップレベルの睡眠研究者が創業したベンチャー

スリープテックベンチャーS’UIMINは、9月1日から同社初のサービスとなる睡眠計測サービス「InSomnograf」をスタート。 「誰でも簡単に場所を選ばず高精度な測定ができるウェアラブルデバイスとAIの活用によって、 自宅等のあらゆる場所で、 臨床レベルの測定が可能なシステムを実現した」(同社リリース) と、睡眠に関する研究開発を行う企業や研究機関向けに、低コストかつ高精度のデータ提供を行うとしている。 S’UIMINは、睡眠研究において世界トップを走る筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長が2017年に創業した筑波大学発の注目ベンチャーだ。

スリープテックの4つの手法

「スリープテック」と銘打つサービス・製品はいくつか存在するが、大きく4パターンに分かれている。 まず、スマホアプリなどを使った睡眠管理を行うタイプ。次に、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスで睡眠時の脈拍などを記憶するタイプ。さらに、センサー付きマットレスのように、睡眠時の体の状態を検知して記録しておくタイプ。 そして4つ目に当たるのが、今回S'UIMINが開発したInSomnografが含まれる「脳波の計測」を行うタイプだ。 S’UIMINの事業本部長、樋江井哲郎氏は 「これまで睡眠関連の研究や製品開発では、対象者の睡眠状態を把握するためにアンケートや活動量計などが用いられてきました。しかし、アンケートは対象者の主観的な評価にもとづくため、バラつきがあるなど客観的な結論が出しにくい。睡眠・覚醒を体の動きから推定する活動量計でも、睡眠の質については限られた情報しか得られませんでした」 と話す。 研究の客観性を確保する上で、ヒトの睡眠状態の研究では脳波の計測は欠かせない。

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