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松井玲奈が初めての一人舞台で癖の強い女教授を熱演

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 下北沢の本多劇場グループの新型コロナウイルスの影響による休館からの再開第二弾企画 「本多劇場グループ next『DISTANCE-TOUR-』」が8月5日に開幕した。 【写真】劇中の松井玲奈  同グループでは6月1日から一人芝居企画『DISTANCE』を上演。これは無観客で配信のみという形で行われたのだが、今回は観客を入れての「劇場公演」と「配信公演」の両形態で上演。コロナ以前のような劇場公演に向け、わずかではあるが一歩前に進んだ形での上演となった。  本公演は総勢28名の俳優による17作品が日替わりで上演されるのだが、初日を務めたのは女優の松井玲奈と個性派俳優の清水宏。  松井は現在、新型コロナウイルスの感染防止策として各大学で行われている「リモート授業」をモチーフとした作品『夏間麗のリモート授業』に出演。大学で「疑問学」なる謎の授業を受け持つ教授役を演じた。  白衣をまとった松井はパソコン、黒板といったリモート授業と教授の必須アイテムと格闘しながら、初めての一人舞台で癖の強い女教授を演じ切った。  松井は上演後、主催者を通じて「初めての一人芝居で緊張しましたが、楽しく演じさせていただきました。お客様の前でお芝居ができる日を心待ちにしていたので、このような機会をいただけて嬉しさを感じています。以前と同じ様にというのは難しいかもしれませんが、配信など新しい形で舞台を楽しんでいただけたらと思います」とコメントした。

清水宏は新型コロナ禍での演劇界を鋭く描写

 清水の演目は新型コロナに翻弄される劇団の演出助手の女の演劇への愛と葛藤を描いた『拝啓あこがれの演劇さま』。  多分、今年の2~3月以降に各劇団内であったであろう公演を行うべきか中止すべきかというやりとりを演助の立場から描写。その過程で炙り出される演劇への愛、自分と仲間との間にあった演劇への温度差、それからもたらされる葛藤などが描かれる。  作中、随所に演劇への愛を感じさせつつも、スタンダップコメディアンとしての顔も持つ清水は時に厳しく、そして鋭く本質を突いた言葉で演劇と演劇界を責め立てる。序盤の強いコメディー色から終盤、一気にシニカルな展開になだれ込むさまは清水ならではの狂気を感じさせた。  清水は上演後、主催者を通じて「お客さんにまた劇場に来てもらうことと、オンラインで演劇に何ができるのか。二つの宿題の新しい答えを探すDISTANCE。参加できて嬉しいです。色々な演劇の姿を見て欲しいです」とコメントした。  今回の公演は11日までの東京公演後は「他の地域の劇場再開」という目標のもと、北九州・豊橋・札幌の3都市ツアーを実施。DISTANCEチームの情報共有を目的に3都市ではワークショップも開催される。

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