元千葉ロッテの里崎氏 成瀬のFA問題に意見!「俺の引退スピーチを気にするな!」
里崎は、純粋に去り行く後輩への思いをスピーチに込めただけであって、FAを封じこめようというような深い狙いはなかったという。 「FAは権利。僕の発言など、まったく気にせず、ロッテに残るにしても、去るにしても周りに流されないで、自分で決断してもらいたい。自分がどうしたいのか。5年、10年後の自に恥ずべきことのない選択、後悔しない、納得できるような正しい選択をしてほしい。もし、ロッテを去るという決断をしても、僕は裏切ったなどとはまったく思わない」 里崎氏は、そう成瀬のFA問題に対する自らの意見を明らかにした。 球団フロントは、この15日に成瀬と“下交渉”を行ったが、成瀬は「11年間やってきて、今までの実績を評価してもらっているとは思えなかった。ショックを隠せないし、寂しい気持ちになった」と発言した。 関係者の話を総合からすると、フロントサイドは、FA資格者への特別な配慮のない通常の契約更改の条件提示を行った模様。成瀬は、昨年は、左肩痛で6勝4敗に終わり、10%減の推定1億4400万円でサインしていた。今季は、23試合に先発して9勝11敗、防御率、4.67の成績で、2桁勝利復活はならなかった。 球団は、その成績を受けて、厳しい条件提示をした様子で成瀬は、一層態度を硬化。一方、阪神、オリックス、横浜DeNAら複数球団が、FAに向けての獲得調査をスタートしていて、成瀬がFA行使へと一歩踏み出す環境が整いつつある。 11年間、キャッチャーの立場でリードしてもらった“兄貴”の「将来の自分に後悔しない選択」をという言葉を、迷える成瀬は、どう受け取るのだろうか。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)