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年金記録に漏れが見つかったらどうなる?(2)本人死亡後に判明した場合

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ファイナンシャルフィールド

「ねんきん定期便」などにも記載されていない年金記録が他に見つかって、それが自身の年金記録に追加されると、その分、年金の受給額は増えることにもつながります。前回は年金を受給する本人が存命中に年金記録が見つかり、年金記録が訂正された場合について取り上げました。 では、本人が他に年金記録があることに気が付かないまま亡くなった場合、あるいは記録の訂正をしないまま亡くなった場合で、その遺族により記録が判明した場合はどのようになるのでしょうか。

年金記録が死後に判明した場合は遺族へ

すでに年金を受給している本人に、年金の計算に含まれていない他の記録が存在するにも関わらず、その記録が判明する前に亡くなることもあります。 短期間しか勤務していない会社での厚生年金加入期間だと、本人も厚生年金に加入していなかった期間と思い続け、他の記録があることに気が付かないまま亡くなることがあるかもしれません。この場合、本来受け取れる年金が他にあるにもかかわらず亡くなったことになります。 その遺族には、亡くなった人の年金記録について細かいところまではわからないことも多いでしょう。しかし、もし遺族によって亡くなった本人の記録が判明した場合については、その判明した記録の分の年金は未支給年金として遺族に支給されます。 未支給年金の対象となる遺族は、亡くなった本人と生計を同じくしていた(1)配偶者、(2)子、(3)父母、(4)孫、(5)祖父母、(6)兄弟姉妹、(7)その他の3親等以内の親族で、遺族の優先順位については(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)の順です。「もらい忘れの年金」については遺族が代わりに受け取ることにます(【図表1】)。

生前のうちにすべての記録が整い、本人が生前に受けられる年金のすべてを受けるのが一番ですが、このように亡くなった人の記録が亡くなった後に明らかになっても、前回取り上げた年金時効特例制度と遅延特別加算金の対象となり、その分を遺族が受けられることになっています。

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