シーホース三河でレベルアップを実感するシェーファー・アヴィ幸樹「メタルキングがいっぱいいますから」
「ウチはオフェンスが溢れています(笑)」
文=丸山素行 写真=B.LEAGUE 過去2シーズン、シーホース三河はスタートダッシュに失敗し、強豪の姿を失った。だが、今シーズンは7勝3敗と好スタートを切り、バイウィークを迎えた。新加入のシェーファー・アヴィ幸樹は全試合で先発を務め、平均24分のプレータイムを獲得。平均7.0得点、5.0リバウンドと上々のスタッツを残し、存在感を高めているシェーファーにここまでの手応えと今後について語ってもらった。 ──開幕から10試合を終えて、三河は7勝3敗でバイウィークを迎えました。この数字に対しての率直な評価はどうですか? もったいないという気持ちもあると同時に、外国籍選手が揃っておらず、チームが完成されていない中で7勝3敗でスタートできたのは良かったとも思っています。西地区1位でチャンピオンシップに出て優勝を目指すので、今は良い位置にいると思っています。 ──今言われた通り、2つの感情が入り混じっていると思いますが、正直どちらの思いのほうが強いですか? もっといけたという思いのほうが強いですね。勝った時の試合内容も含めて、チームとしてのポテンシャルは高いと思っているので。個人的に大阪戦はひどかったですし、自分たちの悪いところが全部出たイメージです。富山戦の1試合目ももったいない負け方をして、そういう意味ではもっといけたなと。 ──悪いところというのは具体的にどういったところでしょうか? オフェンスがうまくいかない時にオフェンスで取り戻そうとしてしまうことです。それはウチの特性で、それが有利に働くことのほうが多いのですが、オフェンスが乗らなくなった時にディフェンスがルーズになってしまうことがウチの弱さだと思います。 アルバルク(東京)とか川崎(ブレイブサンダース)とか千葉(ジェッツ)、トップクラスのチームと比べて足りないのはディフェンスに対する考えだと思います。アルバルクはディフェンスが毎試合変わらず、悪いゲームと良いゲームの差が少ないと思いますし、それがシーズンを通してなかなか負けないことに繋がっていると思います。 オフェンスに関しては戦えるところがたくさんあって、ウチはオフェンスが溢れています(笑)。それは間違いないので、ディフェンスの意識を高めて、自分が率先してチームとして良くしていきたいです。