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食品ラベルにカロリー相殺する運動量を表示すれば肥満対策の一助に 論文

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The Guardian

【記者:Nicola Davis】  食品と飲料品に、その商品のカロリーを消費するには何分程度のウオーキングやランニングが必要かを示したラベルを貼ることで肥満危機対策になり得るとする論文がこのたび英専門誌に掲載された。  すべての加工食品には、カロリー含有量など特定の栄養情報の表示が義務付けられているが、これによって購買行動や食生活の変化につながったという著しい結果は出ていない。今回、論文を発表した研究チームが推奨しているのは、そうしたタイプのラベルとは異なり、その商品で摂取したカロリーを相殺するにはどれだけ体を動かす必要があるかを示した小さなマークをラベリングする方法だ。例えば、138キロカロリーの炭酸飲料の場合、これを消費するにはウオーキング26分またはランニング13分が必要だと示す小さなマークを付ける。  英ラフバラ大学のアマンダ・デイリー教授率いる研究チームは、この方式により、カロリー数を具体的にイメージできやすくなり、過食を避け、摂取カロリーを消費するために運動するようになるかもしれないとして、さらに、こうしたマークがあれば、食品メーカーも低カロリーの商品開発に乗り出すようになるかもしれないと述べている。  論文の主執筆者であるデイリー教授は、シンプルな方法が重要だと主張している。消費者が食品を見て買うかどうかを判断するのに要する時間は、わずか6秒ほどと考えられているためだ。  デイリー教授のチームは、エクササイズに基づく食品表示の影響について、過去に行われた14件の研究データを分析。  エクササイズ表示がある食品と、表示なし、別タイプのラベルが貼られた食品を比較したところ、実験参加者は、エクササイズ量が食品やメニューに表示されていた場合、平均で約65キロカロリー低い食事を選んでいた。また、表示なしの食品だけと比べると、エクササイズ量を示すラベルがあると、参加者は103キロカロリー低い食品を選んでいたことが分かった。  論文は、英専門誌「疫学と地域保健ジャーナル(Journal of Epidemiology and Community Health)」に掲載された。【翻訳編集】AFPBB News 「ガーディアン」とは: 1821年創刊。デーリー・テレグラフ、タイムズなどと並ぶ英国を代表する高級朝刊紙。2014年ピュリツァー賞の公益部門金賞を受賞。

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