台風14号や前線の影響で、西日本や東海、関東は雨となるでしょう。特に西日本の太平洋側では、強まる風や横なぐりの雨に注意をしてください。北陸は晴れ間がありますが、所によって夜は雨が降りそうです。一方、東北と北海道は晴れるでしょう。 　強い台風14号は、このあとも勢力を維持したまま北上を続け、きょう（金）からあす（土）にかけて西日本へ、あす（土）からあさって（日）にかけて東日本へ接近、または上陸するおそれがあります。 　このあとは西日本の太平洋側に、台風を取り巻く活発な雨雲がかかるでしょう。風も強まるため大荒れの天気になりそうです。 　関東や東海でも、夜まで冷たい雨が降り続く見込みです。 　そして、あす（土）からあさって（日）にかけては、東日本の太平洋側で雨脚が強まるでしょう。激しく降る所もありそうです。 　あすの朝までに予想される雨の量は、多いところで 　　近畿地方、東海地方　　　　　　　400ミリ 　　四国地方　　　　　　　　　　　　300ミリ 　　伊豆諸島　　　　　　　　　　　　200ミリ 　　関東甲信地方（伊豆諸島を除く）　130ミリ　です。 　さらにあさってにかけても、雨の量は増える見込みです。土砂災害や川の増水などに警戒をお願いします。

台風14号による暴風と高波の予想

　また、暴風や高波にも警戒が必要です。うねりを伴った高波や暴風に警戒をお願いします。 　雨が降る東日本や西日本の太平洋側では、朝から気温がほとんど上がりません。最高気温は、大阪や名古屋、東京で、11月並みになる予想です。急に寒くなったことで、体調を崩しやすくなりそうです。雨に濡れて体を冷やさないよう、十分お気をつけください。（気象予報士・柴本愛沙）