大谷翔平が190キロの47号…打球速度計測開始後で“あの男”に次ぐ弾丸アーチ数2位
◆米大リーグ ドジャース―カブス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】自己最多の47号!打った瞬間、スタンドインを確信する強烈な弾道 歴史を変える一発 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目に、ジョーダン・ウィック投手(25)から今季6本目で通算12本目となる先頭打者本塁打を放ち、21年に放った46発を超える自己最多の47号とした。前人未到の「50―50」(50本塁打&50盗塁)へもこの試合を含めて残り17試合で「47―47」に前進した。 沈みかけた本拠地の空気を一振りで変えた。2連敗中のドジャースは、1回表に先発のミラーが2失点。悪い流れだったが、大谷がカウント1ボール、2ストライクから先発左腕・ウィックの甘く入った85・9マイル(約138・2キロ)スライダーを振り抜くと、打球角度19度で右中間スタンドへ吸い込まれていった。打球速度118・1マイル(約190・1キロ)は、本塁打では自身3番目速さで、飛距離は405フィート(約123メートル)だった。大谷は右手を突き上げながらグラウンドを1周し、場内は大きく沸き上がった。打線はつながり、5番エドマンの2試合連続3号2ランで逆転した。 MLB公式サイトのサラ・ラングス氏のX(旧ツイッター)によると、打球速度の計測が始まった2015年以降で、時速118マイル以上の打球速度の本塁打は17年A・ジャッジ(ヤンキース)の5本に次ぐ年間3本目で2位。116マイル以上だと同年のジャッジ7本に次いで6本で同じく2位(3位も21年の大谷で5本)。113マイル以上だと同年のジャッジ(18本)に次ぐ15本目になるという。
報知新聞社