『鬼滅の刃』の他には? アニメ化・ドラマ化で大ブレイクしたマンガ3選
3回もドラマ化!? 今も色褪せない大ブレイク作品
破竹の勢いで大ブレイクしたアニメ『鬼滅の刃』。劇場版の興行収入は、驚くべき速度で記録を塗り替えています。原作マンガの人気にアニメ化で火が付き、社会現象にまでなった好例といえるでしょう。このように、過去にも映像化でがきっかけで大ブレイクした作品はいくつか見られます。この記事では、アニメ化・ドラマ化で大ブレイクしたマンガを3つご紹介します。SNSでも「すごい人気だったよね」「ドラマから入ってマンガとアニメを見た」と評判です。 【画像】女性向けマンガの実写化は、嵐との相性が良すぎ? ●『花より男子』(著:神尾葉子) 『花より男子』は1992年から連載されたマンガで、1995年には第41回小学館漫画賞の少女部門を受賞しました。2018年4月時点で累計発行部数は6100万部を突破し、高い人気を誇る作品です。ドラマ化・アニメ化などさまざまなメディアミックスが行われました。特にドラマ化は日本以外でも台湾・韓国・中国・タイと世界各国で行われ、その一部が日本でも放送されました。 幼稚園から大学までエスカレーター式の超名門・私立英徳学園。その高等部に外部入学した牧野つくし(まきの・つくし)は、内部生の上流家庭の子息たちの価値観に違和感を覚えていました。特に「花の4人組」ともてはやされている美男子4人組・F4は、歯向かう生徒を徹底的にいじめ抜く暴君っぷり。ある日、同じ外部生の友人・遠藤真木子(えんどう・まきこ)が階段で転び、F4のリーダー・道明寺司(どうみょうじ・つかさ)にぶつかってしまいます。謝る真木子を許さない司に、つくしは思わずタンカを切ってしまったのでした。次の日、つくしのロッカーにはF4の標的になったことを示す「赤札」が貼られていて――? お金持ちの子息たちが通うエリート校を舞台に、その華やかな世界と想像を絶するいじめを描き、人気を博した作品です。どんなにいじめられても負けないつくしのたくましさや、そんなつくしに引かれていく司の不器用な恋心に、続きを読む手が止まらなくなった方もいるのではないでしょうか。1996年のアニメ化はあまり成功しませんでしたが、2005年・2007年のドラマ化で大ブレイク。つくし役の井上真央さん、司役の松本潤さんの演技が高い評価を受け、特に松本さんの演技に心をつかまれた女性が続出したことから「花男落ち」という言葉まで生まれました。映画化やゲーム化もされており、2019年には宝塚歌劇団の演目としても取り上げられた、不朽の名作です。