「自由が丘にこんな施設ができて嬉しい」「でも店のセレクトはちょっと微妙?」…。まもなく開業1周年の、都市型イオンモール「自由が丘 デュ アオーネ」の魅力と疑問点
「自由が丘 デュ アオーネ」が、10月で開業から1年を迎える。イオンモールが手がける「新都市型モール」として誕生した施設だ。 【画像で見る】「自由が丘 デュ アオーネ」の外観や、競合するスーパーなどの様子 イオンモールのプレスリリースによれば「ふとたどり着く“自然と自然に落ち着ける場所”をめざしてまいります」とのことで、地下2階から地上4階建ての施設の中には広々としたウッドデッキや植栽などが配置され「自然」が意識されている。 同地には元々スーパーマーケットの「ピーコックストア」があり、その跡地にデュ アオーネが誕生した。ピーコックはイオングループで、グループ内でスーパーからモールへの業態転換が図られた形となる。
モノを買う「機能重視」のスーパーマーケットから、イベントや街歩きを楽しむ「体験重視」のモールへと変わったといえるだろう。実際、3階テラスではたくさんのイベントが行われているし、モール内に再出店したピーコックストアの中心には「コミュニティスペース」も置かれ、食育イベントなどが開催されている。 開業から1年の「自由が丘 デュ アオーネ」。今回は、この施設を訪れながら、利用者の声なども踏まえて「開業1年の通知表」を作ってみたい。
■「ちょっといい店」と、開放感のある空間設計 デュ アオーネの前に立つと、ここがイオンモールの店であることはすっかり忘れてしまいそうだ。 【画像】「自由が丘にこんな施設ができて嬉しい」「でも店のセレクトはちょっと微妙?」…。まもなく開業1周年の、都市型イオンモール「自由が丘 デュ アオーネ」の魅力と、筆者が感じた疑問点 至る所に植栽が植えられ、スタイリッシュな外観だ。自由が丘という街に、マッチしている感じ。
中に入ると、白を基調とした1階には「丁寧な暮らし」が送れそうな店がたくさんある。 お米や食雑貨を使う「AKOMEYA TOKYO」にサラダボウルの「WithGreen」、セレクトワインショップの「ENOTECA」など、「ちょっといい」ショップが並ぶ。すでにこのテナント選定から施設の方向性が見えてくる。 エレベーターで2階にあがってみる。2階フロアは半屋外の空間で、テラスのようにもなっており、椅子やベンチなどが並べてある。そこで休みながらおしゃべりしている人もいて、なかなかスローでいい空間。