飲食店を巡回指導 与論町 コロナ対策徹底呼び掛け
鹿児島県与論町は20~22日、鹿児島大学病院感染制御部副部長で特例准教授の川村英樹氏を招き、居酒屋などアルコール提供を伴う飲食店21全店舗を巡回。換気や消毒液設置など新型コロナウイルス感染症対策の個別指導を行った。 町商工観光課によると、飲食店への個別指導は1例目のクラスター(感染者集団)発生後に行った8月以来2回目。今回は8月に回っていない店舗を中心に指導を行った。 各店舗では、川村氏が換気、飛沫(ひまつ)防止のパーテーション(仕切り)、手指消毒液の設置状況などを重点的にチェック。専門家の指導で作成した「飲食店における感染防止対策チェックリスト」に基づく感染症対策の徹底を呼び掛けた。 川村氏と巡回した同課の担当者は「各店舗とも感染症対策の徹底はできている。ただ、店だけがやってもウイルスを防ぐことはできないので、客にもマスク着用など対策への協力を呼び掛けたい」と話した。
奄美の南海日日新聞