相次ぐPS5の高額出品、100台で900万円も 「出品禁止は考えていない」「ソニーから要望あれば削除対応」──メルカリに対応方針を聞く
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が11月12日に発売した「PlayStation 5」(PS5)の高額出品がECサイト「メルカリ」で相次ぎ、ネット上で批判が集まっている。メルカリはITmedia NEWSの取材に対し、「現時点では出品禁止は考えていない」とした上で、「権利者からの申し立てがあれば削除を検討する」としている。 【画像】100台セットで900万円の出品も 【訂正:2020年11月15日午後10時20分 記事初出時、タイトル名の一部を「ソニーから要望あれば削除対応」としていましたが、正しくは「権利者からの申し立てがあれば削除も検討」の誤りでした。また、コメントの一部をメルカリの見解としていましたが、正しくはメルカリの有識者会議で出た意見の一部でした。訂正してお詫びいたします。】 メルカリでは、発売日前の11日からPS5の高額出品が続いている。記者が「PS5 本体」と検索したところ、13日正午時点で1000件近くが出品中で、これまで少なくとも1200件以上で売買が成立していることを確認した。大半の出品の価格は10万円前後に設定されていた。 PS5のメーカー希望小売価格は、通常版が4万9980円(税別、以下同)、ディスクドライブのないデジタル・エディションは3万9980円のため、約2倍から3倍の価格で出品されていることになる。 中には100台セットで900万円という出品もあった。この出品者は「いろんな店をグループで回り集めました」と商品概要欄に記載している。 これを受け、ネット上では「メルカリは削除しないのか」「(価格が)落ち着くまで一定期間出品制限をするべきではないか」などの意見が上がっている。 11日には一時、約30万円の出品(すでに売り切れ)もあったことを考えると、メルカリ内での相場価格は落ちてきているが、出品側のいわゆる“転売ヤー”や、マーケットプレースを運営するメルカリに対応を求める批判の声は今でも見受けられる。