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【勝負の分かれ目 クイーンS】吉田騎手の冷静なリードでレッドアネモスが重賞初制覇

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 3番枠からナルハヤが飛び出し、ハナに立った。4番タガノアスワド、11番モルフェオルフェらがつづく。  1番枠から出た吉田隼人のレッドアネモスも速いスタートを切ったが、これがテン乗りとなった吉田は、軽く促す程度で無理をしない。先頭から5、6馬身離れた内の7番手で1コーナーを回って行く。 「枠順もよかったですし、理想的なところで運ぶことができました」と吉田。  2コーナーでコントラチェックが外からポジションを上げ、先行する2頭に取り付き、3番手で向正面に入った。コントラチェックは、4勝すべてが逃げ切りという有力馬だ。これに直後に来られたナルハヤとタガノアスワドにとっては、息を入れることのできない厳しい展開になった。  1000m通過は58秒2。離れた最後方につけた1番人気のスカーレットカラーにおあつらえ向きのハイペースだ。  レッドアネモスは、スカーレットカラーの4馬身ほど前の内につけている。  ナルハヤとタガノアスワドが1、2番手のまま3、4コーナーを回って行く。それらをコントラチェックが外からかわしにかかり、直線へ。レッドアネモスは、下がってきたタガノアスワドの外に持ち出し、前のコントラチェックを追う。 「馬ごみをちょっと気にするところがあるみたいなんですけど、枠なりのポジションで行きました。あとは、狭いところでしたけど、何とかこじ開けて行ってくれ、という感じでした」と吉田。  一方、スカーレットカラーは、前が壁になって10完歩ほど追えない局面があったものの、タガノアスワドの内に進路を取り、スパートした。  ラスト200mを切ったところで、レッドアネモスが、内のコントラチェックと外のカリビアンゴールドの間を力強く割って抜け出し、先頭でゴールを駆け抜けた。  その後ろからスカーレットカラーが凄まじい脚で追い込んできたが、外から伸びてきたビーチサンバに次ぐ3着までだった。  簡単には下がってこないコントラチェックの後ろに進路を取った吉田の冷静な手綱さばきで、レッドアネモスは重賞初制覇を果たした。 (文:島田明宏)

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