ベン・シモンズが1ケタ得点と不発も「得点面は気にしていない」とシクサーズ指揮官
4月5日(現地時間4日、日付は以下同)に行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは100-116で落とし、今季戦績を34勝16敗とした。 ハーデンが1シーズンにおけるトリプルダブル数でキッドと並ぶネッツ史上トップタイへ この日は2連戦の2試合目だったため、左膝の骨挫傷から復帰したばかりのジョエル・エンビードが欠場。トバイアス・ハリスがゲームハイの21得点に8リバウンド、シェイク・ミルトンが14得点、ポール・リードが10得点6リバウンド、ドワイト・ハワードが9得点12リバウンドを残すも、オールスターのベン・シモンズは7得点7リバウンド4アシストと不発。 大黒柱エンビード不在の中、今季平均15.2得点を残していたシモンズには得点面でカバーすることが期待されていたと思われたが、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「ベンはこのチームに勝利をもたらすべく、実に多くのことをこなしてくれている。彼の得点については気にしていない」と意に介さず。 シモンズは211センチ108キロというビッグマンのサイズを持つ超大型ポイントガード。アウトサイドショットに難があるものの、ポストプレーやドライブ、カッティングからペイントエリアで得点を奪うほか、プレーメイクやディフェンスでもチームに大きく貢献しており、数字以上の存在感を放っている。 事実、今季シモンズが1ケタ得点に終わった5試合のうち、シクサーズはグリズリーズ戦を除く4試合で勝利を収めている。就任1シーズン目のリバースHCは、シモンズについて高く評価しているということなのだろう。 この日欠場したエンビードについても、指揮官は「どんな選手でも、3週間欠場して復帰後に2連戦の2試合目ではプレーさせないと思う。これはスマートな選択だ。これはきわめてシンプルなことであり、我々にとっても全然難しい決断ではなかった」と、コンディションに最大限のケアをしていることが分かる。 レギュラーシーズンは残り22試合。シクサーズはブルックリン・ネッツ、ミルウォーキー・バックスとイースタン・カンファレンス首位の座を争っていくことになるだろうが、このチームのゴールはチャンピオンシップ獲得であり、プレーオフに向けて照準を定めていくに違いない。
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