クラスター発生受け「留学生に対策周知」 国際ビジネス公務員大学校
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した郡山市の国際ビジネス公務員大学校の中野寿郎学校長は四日、「留学生に対して今後、分かりやすい日本語で生活指導を継続し感染対策の徹底を周知する」と述べた。 同校によると、同校の学生は約三百五十人で、そのうち留学生は約四十人だという。保健所の調査により構内で感染が拡大した可能性があるとされる時期は、留学生とその他の学生は教室が別だった、としている。留学生の多くは同じ国の出身同士で、留学生アパートなどでルームシェアをして生活しているという。 感染拡大防止のためFSGカレッジリーグが運営する同校など五校のうち、同校を除く四校は八日まで休校する。同校も休校しており、再開時期は未定。同校の全学生と教職員は自宅待機している。中野校長は「留学生はアルバイトで学費を稼いでいる。(自宅待機期間中の)サポート体制を強化したい」と話した。 ■福島県内3日判明コロナ感染者 郡山以外で確認なし
県は三日判明分の新型コロナウイルス新規感染者について、郡山市が同日発表した市内の男女十人の他に、新たな感染者は確認されなかったと四日、発表した。県内感染者は累計四百一人。 新型コロナウイルスによる入院者二人が三日、県内の医療機関を退院した。県が四日、発表した。 三日現在の入院者は宿泊療養施設への入所者を含め二十八人で、このうち重症者は三人。