千葉県内の政治団体 政治資金パーティー収入4割減
チバテレ(千葉テレビ放送)
千葉県内の政治団体が提出した、2023年分の政治資金収支報告書が公表されました。 派閥の裏金問題を踏まえた自粛の影響もあり、政治資金パーティーによる収入が前の年より4割近く減っています。 県選挙管理委員会によりますと、2023年分の収支報告書を提出した政治団体は1870団体で、提出率は92.5%でした。 前の年からの繰越を除く収入額は約36億7600万円、支出額は約36億445万で、いずれも2022年とほぼ横ばいでした。 統一地方選の影響で、政治活動費などが増えたものの、前の年に政党の大きな収入や支出が計上された影響で、結果的に前年比がほぼ横ばいになったと見られます。 収入のうち、政治資金パーティーによる収入は2億8000万円程で、前の年より1億6000万円近く減少しました。 自民党県連が1年おきに行っている政治資金パーティーの開催年でなかったことが最大の要因ですが、それを除いても3000万円程減っています。 県選管は、2023年12月から自民党の裏金問題で、政治資金パーティーが自粛ムードとなったことが要因の一つに考えられるとしています。 政党別の収入では、自民党が約11億3000万円と12年連続で最も多く、政治団体別では、最も多かったのが千葉県医師会、次いで熊谷知事の資金管理団体「俊葉会」となりました。 なお、収支報告書は県選管のホームページで公表されています。
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