【中医学に学ぶ、便秘タイプ診断】タイプによってデトックス食材違う?「タイプ別おススメ薬膳食材」
お正月の贅沢な食事、寒くなってきておうちにこもりがちで運動不足、寒くてあんまり水分をとってない・・・などなど、様々な理由で便秘に悩んでいる方も多い時期ではないでしょうか?一説によると、冬に身体にため込みすぎると、春の花粉症などがひどくなってしまうようですよ。今のうちに少しずつ、身体の中から不要なものを排出しましょう。 【この記事の写真を見る】
自分の便秘タイプに合った薬膳食材で、腸に潤いと元気さを。
◆便秘とは? 便秘とは、便中の水分不足で硬くなる、もしくは便の通り道である腸管の不調で排便が困難、または排便がまれな状態をいいます。 2-3日に1回の排便でも本人が苦痛を感じない場合は便秘といいません。逆に、毎日排便があっても便が硬くて量が少なく残便感がある場合や、排便に苦痛を感じる場合は便秘といえます。 参考:厚生労働省e-ヘルスネット 便秘と食事 また、中医学でも便秘が悪化すると様々な不快な症状が現れるといわれています。 例)腹痛や膨満感、頭痛や肩こり、肌荒れ、食欲不振、吐き気といった症状
どうして「便秘」になるのか?
中医学や薬膳では、大きく二つの要因で便秘になるといわれています。 1.腸内の潤い不足で便が硬くなる 2.腸の動きが弱まり押し出せない そのため、「腸内が潤っている状態」と「しっかりと腸が働いている状態」を保つことで、便秘の改善を図ることができます。
原因別4つの便秘タイプ
◆便が硬くなる理由と2つのタイプ 1)熱乾燥タイプ ・・・体内に余分な熱が溜まって、腸内の水分が蒸発してしまう。便が硬く匂いがあるのが特徴 2)貧血乾燥タイプ ・・・手術や出産、生理によって血を失ったり、十分な水分が取れておらず体内が乾燥している ◆腸の動きが弱まる理由と2つのタイプ 3)気滞タイプ ・・・ストレスや運動不足で自律神経が乱れると、腸の活動も乱れる傾向に。おなかがハリガスが溜まりやすい 4)冷え停滞タイプ ・・・お腹が冷えて腸の活動が鈍っている状態。冷えにより水分が溜まることで、軟便や水様便に
4つの傾向から自分の便秘タイプをチェック!
1)「熱乾燥」さんタイプ 便が固い 口臭がきつい 顔が赤い 舌が赤い、苔が黄色い 暴飲暴食をしてしまう 2)「貧血乾燥」さんタイプ コロコロ便秘 皮膚や髪が乾燥しやすい 顔色が白くツヤがない 立ちくらみ、貧血 月経が少量 3)「気滞」さんタイプ 便秘と下痢を繰り返す お腹が張る オナラが多い 気分が不安定 月経前に胸が張る 4)「冷え停滞」さんタイプ お腹が冷えてキリキリ痛い 便の出始めは硬く、後から軟便 手足が冷える 顔が白い 舌が白い