パンケーキミックスで食パン?新食感「パンケーキブレッド」のつくり方
買い物に行ってすぐの数日間は、冷蔵庫に必要なものがすべてそろっていて、筆者の朝食が充実します。その時期が過ぎると、次の買い物までは低迷の日々。手元にある食材で、適当に料理をつくらなければなりません。そんな低迷の日々に出会ったのが、「パンケーキブレッド」でした。 朝ごはんにトーストを食べたかったのに、手元にあったのは水を加えるだけのインスタントパンケーキミックスだけ。パンケーキを焼いてサンドイッチにしてもよかったのですが、キッチンに立って円盤を25分間もひっくり返しつづけるのは気が進まない。 それだったら、食パンの型に入れて、オーブンに25分間放っておくほうがはるかにすばらしい選択なのではないだろうかと思ったのです。
パンケーキブレッドのつくり方
パンケーキがお好きなら、このパンケーキブレッドも気に入ってくれるでしょう。麦の香りが凝縮されたバターミルクパンケーキの風味に、トーストとケーキを一緒に食べたかのような食感を楽しめます。 調整すべきは、生地に含まれる水分量だけ。一般的なパンケーキの生地は水分が多く、フライパン内で魅惑的な円形をとどめ、ベーキングパウダーの働きで大きな穴がたくさんあき、何ともいえないふわふわの食感を生み出します。 ただ、この薄い生地で食パンの形を保つのは難しく、中心がつぶれてしまいます。そこで、通常のほぼ半分まで水を減らすことで、生地を固くするのです。ふわふわのケーキ生地に近く、マフィン生地ほど固すぎない程度がいいでしょう。 型にバターを塗り、底と両側面にクッキングシートを敷きます。生地はすぐにできてしまうので、混ぜはじめる前にオーブンを200℃に余熱しておきましょう。 次にパンケーキミックスに水を加え、泡立てます。ゴムベラで底をなぞると数秒間あとが残るくらいの固さにしてください。ツノが立つようならやりすぎです。 できたら型に流し込み、焼きましょう。今回は、箱入りのバターミルクパンケーキミックス2カップに対し、冷たい水を4分の3カップ加えました。 10センチ×18センチの中型の型にちょうどいい分量でした。もっと高さのあるパンにしたい場合、分量を2倍にして、焼成時間を20分増やしてください。 待つこと25分。ふっくらとして、上面と側面に軽く焦げ目がついたら完成です。真ん中をやさしく押すと、食パンの形に戻ってくるはずです。筆者がつくった時は、上部に見栄えのよい亀裂が入りました。 食べる時は、ふつうの食パンと同じようにスライスします。切り口に卵やソーセージを載せて食べるのもおすすめです。あるいはフレンチトーストのように、甘い卵液に浸してフライパンで焼くのもいいでしょう。 筆者は、2枚のスライスに、有塩バターと手軽につくれる自家製コンポートを塗って食べました。 森永製菓 ホットケーキミックス 600g×3袋 918 Amazonで見る 1,572 楽天で見る 1,084 Yahoo!ショッピングで見る Source: Amazon
堀込泰三