角田裕毅、カタールGPでのSQ1脱落に「めちゃくちゃだ」と不満露わ! 専門メディアはRB両ドライバーの明暗を強調
各国専門メディアの報道を見ると、ポーランドのF1専門サイト『dziel pasje』はRBのスプリント予選について「SQ3に進出できたのはリアム・ローソンだけだった。このニュージーランド人ドライバーは、最終ラウンドでトラックリミットを越えてしまい、ベストタイムが取り消されましたが、最終的に10番手につけた。対して角田は、SQ1の段階でタイムトライアルに別れを告げている」と伝えた。 イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』も、「ローソンは本来なら9番手となるタイムを記録していたが、それが取り消され、スプリントを10番グリッドからスタートすることになった。一方、不調だったのは角田だ。日本人ドライバーはSQ1で17番手に終わり、突破できなかった」と、こちらもドライバー間で明暗が分かれたことを強調している。 RBのローラン・メキーズ代表は、金曜日の合同会見で「この数戦でユウキが再びハイレベルのパフォーマンスを発揮しているのを見ると、彼は本当に素晴らしいシーズンを過ごしていると思う。彼は今季、誰も予測できなかった成長を遂げており、それを誇りに思うべきだ」「今季、彼が成し遂げた進歩は誰にとっても驚きだった」と角田を称賛し、現在その去就が注目されていることにも言及し、「彼がより速い車を得、より大きなチームに移る準備ができているのは間違いない」とステップアップ移籍にも太鼓判を押した。 ただ一方で、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問はオーストリアの日刊紙『Kleine Zeitung』で、「ユウキはブラジルとラスベガスと、2度続けて非常に良いレースを見せたが、その前には2つの愚かなミスも犯している。彼には速さがあるものの、持続性と安定性が欠けている。とはいえ、上手くいく時は本当に素晴らしい結果を出す」と指摘し、角田がなすべき改善点を挙げている。 今回のスプリント予選の失意の結果については、ミスによるものではないことを角田は主張しているが、レッドブルに強い感銘を与えるために、今後のセッションで巻き返しを図れるかどうかが非常に興味深いところである。 構成●THE DIGEST編集部
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