角田裕毅、カタールGPでのSQ1脱落に「めちゃくちゃだ」と不満露わ! 専門メディアはRB両ドライバーの明暗を強調
F1第23戦のカタール・グランプリは11月29日にスプリント予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は17番手でSQ1敗退を喫している。 【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」 直近の2戦で好パフォーマンスを発揮した角田は、フリー走行(27周回)で1分23秒045のベストタイムを計測して全体5番手に入るなど、この中東での週末でも良いスタートを切ったが、迎えたスプリント予選ではラストアタックでセクター2までは自己ベストでいきながらも、そこからペースが下がり、1分22秒722止まりでファーストラウンド突破を逃してしまった。 この予想外の結果に対し、彼はチームの公式サイト等を通して、「今日は厳しいスプリント予選となりましたが、もっと良い結果を得られるべきだったと思います。自分にできることはやり切りましたが、残念ながらパフォーマンスを最大限に引き出すことができませんでした」と振り返り、今後に向けての巻き返しを誓っている。 「ここカタールでの我々の車には十分な可能性があると思うので、確実にもっと良い結果を出せたはずです。ミスは犯しておらず、何が起きたのかは分かっています。今夜、チームと一緒に今日の経験から学べることを探っていきたいと思います」 RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメインは、「ユウキは今朝、非常に速いペースを示し、車にも特に問題はなく、バランスにも満足していた。しかし、ターン12、13、14の超高速セクションで大きくタイムを失い、それが原因でSQ1を突破するための速さが足りなかった」と、この日本人ドライバーに起こった事象を明かした。 それが起こった原因が気になるところだが、角田はメディアに対して「めちゃくちゃでした。なぜ、こんなに遅くコースに出たのか分かりません。自分にできたことといえば、急いでラップに向かうことだけで、良いトラックポジションを得られませんでした。自分のできることはやりましたが、パフォーマンスを最大限に引き出せませんでした。もう手遅れです。もうセッションは終わってしまったし、もっと良い結果を出せたはずでした」と語っている(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
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