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京都「五山送り火」 縮小でも伝統受け継ぐ 火床の数を大幅に減らして開催 「大文字」火床6か所だけ

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読売テレビ

 京都では、16日夜、夏の伝統行事、五山の送り火が行われた。新型コロナウイルスの影響で、今年は初めて、規模の縮小を余儀なくされた。  毎年8月16日の夜、「五山送り火」が京都の夜を照らす。お盆に迎えた先祖の霊を見送るため、数百年続くとされる伝統行事。今年は見慣れた光景ではなかった。  京都五山送り火連合会・長谷川英文会長「静かな送り火、ご精霊送りを我々は願っているので」  大勢の人が集まるため、新型コロナウイルスの影響で、一時は中止も検討された。  しかし、京都の人たちにとって、五山の送り火は、単なる行事を超えた特別なもの。伝統を受け継ぐ人たちは、悩みぬいた末に、火床の数を大幅に減らしての開催を決めた。  長谷川英文会長「送り火はイベントや観光行事ではないので、京都に昔から根付く火の行事。綿々と数百年受け継がれてるということがあるので、一つのコロナ感染や疫病あっても、そのときに対応していったら、みなさんの協力は得られるのではと思う」  如意ヶ嶽には、例年、約300人が登り、準備をするが、今年は20人ほどだった。  「大」の文字には75か所の火床が設けられるが、今年は6か所だけ。「妙・法」、「船形」なども火をつけたのは1か所だけだった。  男性「やっぱりすごい寂しいなという気持ちはあるんですけど、こういう形でやってくれたことはありがたいと思いますし」  男性「どこまでつくのかな。(これで終わりなんです)えっ。ほんと。これでしまいですか?んじゃまあ拝んで帰りますわ」  女性「3月にいとこがなくなりまして、今年が初盆ですので、送り火とともにお祈りして。送り火は送り火ですから、大きくても小さくても一緒かなって」  家族連れのお父さん「すべてともって、それが本来の意味のある姿だと思うんですけど、1点だけでもあることによって、五山の送り火自体がなくなるわけではないので、私たちの思いは届くのかなと思いますね」  見える姿こそ変わったが、伝統の火は今年も絶やされることなく、受け継がれた。来年は、再び大きな炎が灯されるのだろうか。

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