リブート版『ゴシップガール』、オリジナルシリーズとの違いは?…内容を徹底分析!
好き嫌いはともかく、『ゴシップガール』が帰ってくる。そして参考になるファッションがもっとたくさん出てくる。今回はヘッドバンドは少なめ、その代わりニーハイブーツにバイカーショーツが多めだ。 オリジナルシリーズでは、トップデザイナーをずらりと並べ、アナ・スイやマーク・ジェイコブス、エリー・サーブといった数人のデザイナーだけを全6シーズン通して定期的にローテーションしていた。だが今回のリブート版では、新世代のティーンファッションの実像に近いリアルなアプローチをとっている。 【写真】衝撃の事実に驚き?『ゴシップガール』のスキャンダラスな舞台裏 キャストがメトロポリタン美術館の階段に腰掛けたパパラッチ写真から、2021年にオンエア開始予定の新シリーズのファッションが垣間見える。クリスタルが散りばめられたヘッドバンドや小綺麗なポロシャツは消えた。その代わりに、サイハイレザーブーツやバイカーショーツ、ストリートウェアにインスパイアされたフーディがイン。よりインクルーシブなキャストで、クィアもいて、今という時代とカルチャーをより正確に反映させようとする新シリーズのアプローチに沿ったものになっている。 以下、『Fashionista』編集長で『ゴシップガール』のスーパーファンであるタイラー・マッコールとともにリブート版とオリジナル版を比較分析してみた。
Q.撮影シーンの写真がリリースされての第一印象は?
私はツイッターでスタッフを何人かフォローしているのだけれど、脚本家の一人が階段の写真に“見つけた”とだけ書いてツイートしたのを見た時は、まさに幸福ホルモンが出た。パパラッチ写真はそれまでも数点出ていたけど、アイコニックなあの階段で制服を着た集合写真はまったく別物なのよ!
Q.キャストのスタイリングに関してSNSでは速攻で反応がありました。ほとんどの写真でみんな制服を着ているので、それで判断するのは少し不公平な気がしますが。
私は本当にわくわくしているの。はじめから脚本家やプロデューサーは、キャスティングにしてもストーリーにしてもオリジナルとは違うと明確にしていた。衣装デザイナーのエリック・ダマンはリサーチ力があり、その上でTVファンタジー向きに解釈を加える才能があることを証明したと思う。 たった1枚の写真から、私はもうそれぞれのキャラクターのことがたくさんわかったような気分で、彼らをすごくリアルに感じるわ! オリジナルのファンがあの時の美意識にこだわっているのは確かだけど、私が今でもブレア・ウォルドーフみたいなファッションをしたいからといって、今のティーンもそうだとは限らないわ。