石川柊太がFA移籍のソフトバンク、投手力強化へ上沢直之に照準 日本球界も視野の元日本ハム右腕
ソフトバンクが米大リーグのレッドソックス傘下3AウースターからFA(フリーエージェント)となった上沢直之投手(30)の獲得に動いていることが11日、分かった。 ■「あれほど行くなと言ったのに…」新庄監督が送っていたエール【写真】 日本ハム時代に通算70勝を挙げた右腕は、国内FA権を行使してロッテに移籍する石川柊太投手(32)に代わる先発の一角として期待される。 上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦したが、マイナー契約を結んだレイズで開幕メジャー入りを果たせなかった。その後、開幕直前にレッドソックスへ移籍し、4月末にメジャー初昇格。中継ぎとして2試合に登板したものの、5月に3Aウースターへ再合流となり、そのままシーズンを終えていた。 3Aウースターでの登板が続いた9月には右肘を負傷し、7日間の負傷者リスト入りも経験。そのままマイナーのシーズン終了を待たずに日本へ帰国していた。レッドソックスでは2試合の登板で0勝0敗、防御率2.25の成績でメジャー挑戦1年目を終えていた。3Aではレイズとレッドソックスで計6試合の先発を含む20試合登板で5勝4敗、防御率7.63という成績だった。 上沢は米国残留、または日本球界復帰について熟考しているとみられる。ソフトバンクは三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)が今オフの補強について「相対的に考えると、投手力はもうちょっと強化していくのが課題」と話しており、石川のFA移籍の結果にかかわらず上沢の動向調査を続けてきた。日本でのプレーを目指すとなれば、先発強化に向けて攻勢を強める可能性が高い。 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社