大久保が玖村を破る番狂わせ！

K-1実行委員会 『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024』 2024年9月29日（⽇）東京・国立代々木競技場第二体育館 ▼第10試合　K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2)/ 3分3R・延長1R ●玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者） 判定0-3 ※三者とも29-30 〇大久保琉唯（K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/初代Krushフライ級王者） 【フォト】大久保が強烈ミドルで玖村を阻む！判定に驚く玖村の表情も 　玖村は昨年3月にRISE・鈴木真彦から勝利。9月は金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座への挑戦するも、延長で判定負け。今年3月にルカ・チェケッティから判定勝ち。本トーナメント一回戦では、アントニオ・オルデンに左フック一撃のKOを見せた。 　対する大久保は、昨年9月の初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座戴冠。23年からバンタム級に階級を上げ、今年3月は壬生狼一輝に判定勝利。トーナメントでは一回戦で中国のジャオ・ジェンドンを撃破した。 　1R、大久保は右ローで先制、玖村はガードをしっかり上げて圧をかけ、左フックをボディと顔面へ。大久保は左ジャブを突き、玖村の圧にヒザ蹴り、ハイで応戦。さらに大久保は左ジャブで玖村の顔面を捉えるが、玖村も左ジャブの2連打を返す。 　2R、大久保は前蹴り、左の前手で距離をキープする。玖村はプレッシャーをかけるが、大久保が飛びヒザ蹴りを顔面へ、玖村の腰が落ちかける。パンチ連打を仕掛けた大久保に、玖村も左右フックを返す。 　3R、2Rは大久保ペースで進んだため、後がない玖村。玖村は自ら圧をかけるが、大久保は左ジャブを突き、カウンターパンチ狙い。大久保はスイッチも使いながら、近距離には持ち込ませず、ジャブやワンツーを振るい、近距離となれば、ホールディングで逃れる。レフェリーからはホールディングの注意、警告が大久保に与えられる。玖村はパンチで前に出続けるが、大久保も動き続けてハイキックと攻撃を散らしていった。 　ジャッジは3者とも1ポイント差で大久保を支持。大久保が玖村を破る大番狂わせを起こし、王者・金子が待つ決勝へ駒を進めた。