【オリックス】首位打者タイトルの吉田正尚が8千万増の2億8000万円でサイン 初の代理人込み交渉はメジャー挑戦の予行演習?
オリックスの主砲、吉田正尚外野手(27)は22日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、8000万円アップの年俸2億8000万円プラス出来高払い(推定)で来季の契約を結んだ。今回、初めて代理人を交えて交渉したと明かし、将来的なメジャー挑戦など「いろいろ含めて、これから自分の野球人生についてもイメージしながら」と話した。 大幅昇給に、何か買いたいものはあるのか? と質問を受けると、吉田正は「家電であったり、娘も生まれましたので。必要なものを」と苦笑した。 5年目の昨季は全120試合に出場し、408打数143安打の打率3割5分で初の首位打者に輝いた。球団では2014年の糸井嘉男(現阪神)以来6年ぶりの首位打者で、球団生え抜きでは2000年のイチロー以来20年ぶりの首位打者となった。 今季は選手会長も務める。 「2年連続最下位の現実を受け入れて、今年は何とか優勝を目指して。僕自身は6年目になるが、まだAクラスも経験したことがないので、そこを一番責任を持って」と低迷からの脱出を担う。そのためにタイトル奪取も期す。 「チームはやっぱり優勝を目指してやりますし、個人としても去年に引き続き、一つでも多くタイトル一番を目指してやっていきたいと思います」 年が明けてからは日本ハムの西川遥輝外野手(28)と沖縄で自主トレを積んできたという。 「ケガなくやれてますし、あとは開幕に合わせて逆算して、宮崎キャンプはまた新しい形になるかもしれないが、ケガなく1日1日自分のなかで課題を持って、レベルアップできたらいいと思います。自分の体と相談しながら、フルにできる体をしっかりとつくっていかないといけないと思っています」 昨季、打率はソフトバンクの柳田悠岐外野手に競り勝った。その一方で、試合数が23試合少なかったとはいえ、本塁打は前年の29本からほぼ半減の14本と減少した。打点も85から64と減少。この2部門でも数字を上げてこそ、チームの躍進は現実味を帯びてこよう。
中日スポーツ