猪口邦子参院議員宅で火災 2人死亡…夫と長女か “都心マンション火災”鎮火まで約9時間… 専門家が指摘する“重なった条件”とは?【news23】
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猪口邦子参院議員が住むマンションで起きた火災。猪口議員の夫と長女とみられる2人が亡くなりました。通報から鎮火までにかかった時間はおよそ9時間。専門家は、都心のマンション特有の条件が重なった火災だったと指摘しています。 【画像で見る】現場を衛星画像で見てみると… ■猪口邦子議員の夫と長女か 2人死亡 火事は27日19時すぎに、東京都文京区の6階建てマンションで起きました。 火元は、自民党の猪口邦子参院議員が家族で住む6階のワンフロアです。近所に住み、119番通報をした人は… 通報した人 「収まるどころか、段々広がってきて、激しくなって、バチバチと音がしたりとか。今まで見たことないくらい強力な火でした。ぱっと見て誰かいると分かった。火が近くなったときに、『キャー』と言って、掴んでいるような感じだった」 警視庁は、28日午前から現場の実況見分を実施。最上階にある住宅とバルコニー、そのほとんどが焼け焦げているのがわかります。およそ150平方メートルが焼けたということです。 台所からは、2人の遺体が見つかりました。4人暮らしの猪口議員は、出火当時、永田町の事務所で仕事をしていて、次女も仕事で外出していました。 猪口議員の夫・孝さん(80)と長女(33)は午後5時ごろ、別々に帰宅するのが確認されていて、この2人とは今も連絡が取れていません。 同じマンションの住人 「(火事を)画面で見ているだけでも恐怖心がすごくて、(孝さんは)自治会にも出ていただいたりしていたので、ほんとにお世話になったので」 2005年の衆院選で初当選した猪口議員。初登院の際には孝さんの姿もありました。 同じマンションに息子が住んでいるという女性は、27日に孝さんと玄関で挨拶を交わしたといいます。 ーー当日の午後5時ごろは、どのあたりでどの様子でしたか? 火災前に孝さんに会った人 「(マンションの)玄関のところで、タクシーから降りられて入っていくところだった。ゆっくりでいらっしゃるので、私は追い越して先に入った」