たん吸引必要な娘を放置死疑い 32歳母親を起訴 神戸地検姫路支部
重度の呼吸障害があり、たん吸引が必要な寝たきりの娘を自宅に放置して窒息死させたとして、神戸地検姫路支部は13日、保護責任者遺棄致死の罪で、母親(32)=姫路市=を起訴した。 【写真】「大きな道しるべ勇気くれた」 人工呼吸器で通学「寝たきり行動派」のパイオニア逝く 起訴状などによると、母親は2023年1月27日午後0時20分ごろ、気道確保のため定期的にたん吸引が必要だった女児=当時(8)=を1人で姫路市内の自宅に残して外出し、28日午前9時40分ごろまでに窒息死させたとされる。母親は外出後、知人宅に滞在していたという。 同支部は認否を明らかにしていない。兵庫県警によると、これまでの警察の調べには容疑を認めている。