20代女性の服に手を入れ、左胸を鷲掴み…浅草・仲見世で中国人旅行者が行った「わいせつ蛮行」の中身
左乳房を鷲掴み
路上で20代女性の胸を触ったとして不同意わいせつの罪に問われた中国籍の張偉雄被告(33=逮捕時)の初公判が12月4日、東京地裁で開かれた。 【靖国神社落書き男の共犯者】靖国神社に落書きした中国人旅行者の共犯者がSNSに投稿した顔画像 《虫が背中についている。虫が服の中に入った》 起訴状によると張被告は今年6月、東京・浅草にある仲見世通りの路上で、21歳の女性に上記の言葉で話しかけ、同意しない意思を全うすることが困難な状態(性行為をしたくないという意思表示はできたものの、その意思の通りになることは難しい状況)にして服の中に手を入れ、左乳房を鷲掴みにしたという。 「張被告は家族と観光目的で日本に訪れていました。同様の被害が報告されたことで、警察が捜査をしたところ、周辺の防犯カメラの映像に張被告が映っていました。逮捕時には『身に覚えがない』と容疑を否認していたようです」(全国紙社会部記者) 張被告はグレーの上下のスウェット姿で出廷。背中にはローマ字で「ASAKUSA」の文字がプリントされていた。印象的なぱっちりとした二重の目に生気はなく、疲労がうかがえた。日本語が分からないようで、通訳を付けて裁判は行われている。検察が起訴状を読み上げたあと、張被告は「間違いありません」と認め、うなだれたのだった。 「今回の事件をめぐっては中国のSNSも反応しており、張被告に対しては《国辱》《恥さらし》などと強い言葉で批難を浴びせています。裁判の注目も高く、傍聴席には『中国で批判が起きている珍しいケースだから』と香港からの留学生の姿もありました」(中国事情に詳しい社会部記者) 中国人による日本国内でのトラブルは増加傾向にある。5月には、中国籍の動画配信者で、鉄頭(アイアンヘッド)のアカウントを名乗る男が靖国神社の社号標(神社名を記す大きな石碑)に赤いスプレーで「Toilet(トイレ)」と落書きし、放尿するような動きをした動画が撮影され、中国のSNSで拡散された。一部では「よくやった! 英雄だ!」と英雄視する声もあった。 ◆中国のSNSでも日本での犯罪者を批判する傾向に 「11月29日に、“鉄頭”らと共謀のうえ器物損壊、礼拝所不敬の疑いで逮捕、起訴された中国籍の姜卓君被告(29)の初公判が東京地裁で開かれました。検察側の冒頭陳述によると、被告が鉄頭の反日的な活動に共鳴し、来日した鉄頭のために落書きに使用するスプレーを購入したり、彼を靖国神社まで車で送ったりするなどのサポート役を務めたそうです」(前出・記者) 姜被告は起訴内容を認める一方で、落書きは、《東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に抗議を示すためだった》と主張。傍聴席を見渡し、不敵な笑みを浮かべたり、ここぞとばかりに自分の主張を繰り広げた。 「検察は、姜被告は“鉄頭”の反日的な活動に共感し、強い憧れを持っていたと指摘しています。彼の主張は、自分の行為に正当性を持たせようとする発言ばかりで、中国国内のSNSを意識していることは明らかでした。確かにSNS上で反日行動を英雄視する見方があることは確かですが、最近はそればかりではありません。 鉄頭に対しても《犯罪者はちゃんと罰せられるべき》《中国の恥であることには違いない》といったコメントもかなり増えつつあるのです」(中国のSNSに詳しい専門家) このような犯罪が増えれば増えるほど日中関係にヒビが入り、健全な中国人旅行者が迷惑を被るだけだということを、彼らは気づかなければならない──。
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