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J2昇格生き残りバトル!(2)長崎だけじゃない「急ブレーキクラブ」とケガ人の連鎖

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サッカー批評Web

■磐田は6戦勝ちなし、甲府は5連続ドロー

 このところ勝点を伸ばせないでいるのは、実は長崎だけではない。  前半戦の主役となった北九州は、21節の水戸ホーリーホック戦と22節の東京ヴェルディ戦に連敗し、今節はFC町田ゼルビアと1対1で引き分けた。小林伸二監督は「連敗をしていたなかで、(アウェイから)勝点1を持ち帰るのは悪くありません。これを次の福岡とのダービーにつなげたい」と話している。 【動画】不在が気になるディサロ・燦・シルヴァーノのゴラッソ  気になるのはディサロ・燦・シルヴァーノの不在だ。得点ランキング2位タイの10ゴールをあげているストライカーが、ここ2試合はスタメンだけでなくベンチ入りのメンバーからも外れている。ケガによるものだとしたら、どれぐらいの離脱になるのかで、チームの今後にも影響してくる。  北九州などよりも深刻なのはジュビロ磐田だ。18節から6試合連続で、勝利から遠ざかっている。今節は20位に低迷するレノファ山口に、0対3の完敗を喫した。通算7勝9分7敗の勝点30は、まさかの12位である。  東京ヴェルディも戦いぶりが安定しない。9月の8試合は2勝3分3敗で、一時は5位まで上げた順位は9位となっている。  その東京Vと今節にスコアレスドローを演じたヴァンフォーレ甲府は、19節から5試合連続の引分けとなっている。16節から8試合連続負けなしだが、J1昇格圏内へ食い込むには勝ち切る試合を増やさなければならない。

■新潟に衝撃! チーム得点王が離脱

 例年にない過密日程で進んでいるシーズンは、やはり選手の負担が大きいのかもしれない。このところケガ人のニュースが続いている。  アルビレックス新潟はチーム得点王を失った。渡邉新太が9月19日の徳島戦で負傷し、右足第五中足骨骨折で全治3か月と診断されたのである。今シーズン中の復帰は、おそらく難しい。  背番号11を着ける25歳は、ここまで7得点を記録していた。迷いのないシュートは攻撃に勢いをもたらし、本間至恩らとのコンビネーションは対戦相手の脅威となっていたのだが……。  モンテディオ山形のGK櫛引政敏は、21節のファジアーノ岡山戦で左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負い、全治6か月と診断された。山形は韓国人GKミン・ソンジュンも、右第五中足骨骨折で全治約3か月と診断されている。  正GK櫛引を失ったチームでは、34歳の佐藤昭大がゴールマウスに立っている。サンフレッチェ広島、愛媛FC、鹿島アントラーズ、ロアッソ熊本を渡り歩いてきたベテランは、18年以来のリーグ戦出場となった9月27日のジュビロ磐田戦で、1対0の勝利に貢献した。ザスパクサツ群馬と対戦した今節も、チームは4対1で勝利を飾っている。  大宮アルディージャの吉永昇偉は、9月21日に左ハムストリング肉離れと診断された。プロ2年目の今シーズンは2試合の出場にとどまっていたものの、FW登録ながらウイングバックや3バックの一角でも起用される彼の離脱は痛い。全治までは6週間から8週間を要する見込みだ。  岡山では、FW清水慎太郎が右足関節捻挫で全治2週間から4週間の診断を受けたと発表した。大宮アルディージャから完全移籍した清水は、受傷した21節の山形戦まで20試合に出場し、3ゴールをあげていた。岡山は韓国人FWイ・ヨンジェも右アキレス腱炎で全治4週間から6週間の離脱を強いられており、有馬賢二監督はファーストチョイスの2トップを同時に失うこととなっている。  長期の離脱者を出すかもしれないとのリスクは、どのチームも抱えるものだ。メンバーを入れ替えながら選手の疲労を分散し、ケガのリスクをできるだけ抑える。そのうえで、チームのレベルを落とさずに勝点を積み上げる──疲労の蓄積が進むシーズン後半戦では、指揮官のマネジメント力が前半戦にも増して問われていく。

戸塚啓

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